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◆夏休みも終盤になり、そろそろ就活を始めようかなという人も多いのではないでしょうか。でも、初めての就活では何から始めればいいか、いつ何をすべきかわからないですよね。サマーインターン の応募はもう終わっているし、もしかしてすでに出遅れている?なんて不安がある人もいるのでは。そこで今回は、昨年夏から就活を始め、日系素材メーカー、人材大手、そして日系Sler等トップ企業から内定を得た19卒の慶應生にインタビューをしました。先輩就活生が秋・冬の時期にやっていた準備、そして9月から就活を始めた方は、どんなスケジュールで就活を進めるべきかをお伝えします。
2020卒へ!就活は秋スタートでも大丈夫?
―早速ですが、今回は就活スケジュールについてお伺いしたいと思います。
まず、今9月ですが、すでにサマーインターン シップの応募は終わっています。
3年9月から就職活動を始めるのは遅いでしょうか?
松田:遅くはありません。ただ多少出遅れていることは事実です。
多くの企業のインターンシップの応募は終わっていますが、必ずしも参加しなければならないわけではありません。
確かにインターンシップで選考を優遇する企業もあります。
ですがサマーインターンに参加したからと言って、ESや面接の免除がされることはほとんどありません。
なのでサマーに行かなかったから不利ということはないです。採用活動が本格化する3月までに準備をすればいいので、今から始めるのは遅くないと思います。
決してサマーインターンに参加していなかったことを悲観する必要はありません。
ただサマーインターンに参加していた就活生と比較すると、面接経験やグループディスカッションの経験にどうしても差があります。
なので、多少の出遅れがあることは事実ですね。
9月は企業選びの軸を仮設定すべし
―今から着実に準備を進めれば大丈夫ということですね。
では、3年の9月から来年3月に向けてどうやって準備を進めるべきか教えていただけますか?
松田:まず前提として、就職活動ですべきことは、充実して働くための準備そして選考準備の2つです。
1点目は、入社後充実して働くための準備。
具体的に言うと自己分析や企業研究をして、どんな企業なら自分は幸せに働くことができるかを知ること。
2点目は、その会社から採用されるための選考対策をすることが必要です。
これを踏まえた上で、時期ごとにすべきことをお話しします。
3年の9月は秋インターンシップへの参加を考えながら、就活の軸の仮設定とGD・ES対策をすべきです。
まず軸の仮設定について。これから就職活動を進めていく中で、沢山の企業と出会うことになります。
そんな中、軸を持っていないと色々な企業にふわふわとした興味が湧いてきて、どの企業に行きたいのかよくわからなくなってしまいます。
そこでまずは自己分析から手を付け、自分の軸を見つけることが重要です。
例えば、9月のうちに「20代で1000万円以上の高い年収を得られる企業がいい」とか、「若いうちから裁量権が与えられる企業がいい」等就活の軸を定めることを薦めます。
※「就活の軸」の作り方についてお悩みの方は以下の記事を参考にしてみて下さい!
選考対策については、9月はグループディスカッション とES対策をすべきです。
企業の採用活動が本格化すると、学生側もやることが増え忙しくなります。9月中にGD対策セミナーに参加して、GD力を鍛えましょう。
なぜならインターンシップ段階で、大半の企業は選考でグループディスカッションを課しています。
なのでグループディスカッション対策を怠ると、秋・冬のインターンに参加できないこともあります。
グループディスカッションの対策方法としては、例えば本を読んで考え方を学んだり、企業が開催しているグループディスカッション対策イベントに参加するといいかと思います。
ES対策については、ガクチカと自己PRについて書けるようになりましょう。
秋インターンシップのESではほとんどの企業で「自社のインターンに興味を持った理由」に加えて、ガクチカか自己PRを求められます。
インターンに興味をもった理由は特に深堀されることはないので、ガクチカと自己PRについて対策するのが良いです。
ガクチカの対策方法についてお悩みの方は以下の記事を参考にしてみて下さい
学生時代頑張ったことは普通で良い。選考突破のコツ。(例題あり)
自己PRについてお悩みの方はコチラ!
秋・冬に2020卒は企業の絞り込みをすべし
―夏は自己分析や企業分析をしながら、秋インターンシップに向けて選考対策を進めていくのが良いということですね。
次に秋・冬にすべきことを教えていただけますか?
松田:秋・冬にすべきは企業選びの妥当性の検証、そして引き続き選考対策検討の2つです。
企業の絞り込みからお話しします。秋・冬を通じて企業説明会への参加やOB訪問を行う。
それにより、企業の採用活動が本格化する来年3月までに行きたい企業がわかる状態を目指しましょう。
志望企業を明確にするために、企業で働いている社会人から直接話を聞くことを薦めます。
なぜなら、直接お話を聞くことで企業や業界の具体的な話を聞けますが、これが企業・業界選択に欠かせないからです。
例えば服が好きだからアパレル業界に行きたいという人がいるかもしれません。そこで、アパレル業界の方にOB訪問をします。
具体的な業務内容を聞く中で、「自分は服を着るのが好きであって、服を売るのは好きではない」と気づき、より自分にあった業界を選ぶきっかけになります。
またやりたい仕事ができるかどうか現役の社員さんに確認することは非常に重要です。
企業経営を支える大きな仕事をしたいから銀行に入り融資業務に携わりたい人もいるかもしれません。
ですが、実際は融資業務と言っても、経営者と一切接しない顧客管理の業務に関わる可能性もあります。
こういったネットでは知ることが難しい情報を収集するのはとても大切です。説明会で質問をすることでも同じことが学べると思います。
このように、秋・冬にOB訪問や企業説明会を通じて企業選びを進めましょう。また、OB訪問と企業説明会への参加は絶対に行うべきです。
特にOB訪問は欠かせません。
なぜかというと、選考を突破しないと参加できないインターンシップとは違い、大学のキャリアセンターやアプリを使えばほぼ必ずOB訪問は実現できるからです。
積極的に動き、希望業界を絞って行きましょう。
この時期の選考対策については、ここまで行ってきた選考対策が正しかったのかの実地検証と志望動機の準備をするのが良いと思います。
まず、インターンシップに応募して、ESで落ちたり、グループディスカッション で落とされたりしたら対策方法を変える必要があるので、修正しましょう。
加えて、3月にエントリーが始まるとES対策に時間をかけるのが難しくなります。そうなる前にES対策をしておくべきです。
特にやっておきたいのは志望動機。エントリーが始まると一番書くことになるのは志望動機だからです。
説明会とESラッシュに追われる3月までに、人通り志望業界・企業の志望動機は作成してある状態が理想ですね。
―秋・冬は一次情報を元に行きたい企業選びをするのに加え、インターンの選考を通じて自分の選考対策が正しかったか確認すべきということですね。
採用活動が本格化する3月までに志望動機の準備をすべきというのもわかりました。
2020卒の就活生が4年の春にすべきこと
―最後に、来年の春すべきことを伺ってもいいでしょうか?
松田:今までお話した通りに進んでいれば、春までに行きたい企業が絞れているはずです。
3月に経団連加盟企業の採用活動が解禁されると、いよいよ本選考スタートです。
志望企業の説明会への参加やESの提出をしながら、面接対策をしましょう。
面接対策ですべきはOB訪問ととにかく面接を受けることの2つです。
まずはOB訪問。OBに志望動機を聞いてもらい、第三者に伝わるかどうか確認しましょう。
OB訪問について詳しく知りたい方はコチラ↓
【OB訪問100人以上】OB訪問のメリットと社会人にするべき質問とは?
そして実際の面接を通じて改善していくことも重要です。
面接をこなしていく中で、答えられる質問と答えられない質問が明らかになります。
上手に答えられない質問についてはブラッシュアップしてきましょう。
同じ業界では似たような質問をされることはよくあるので、上手く対応できなかった質問に答えられるようにするのは非常に重要です。
2020卒のは9月から就活準備をして内定を
―採用活動が本格化する春は夏からかけて絞り込んだ行きたい企業から内定をもらうため、面接対策をしていくということですね。
松田:そうですね。採用活動が本格化する3月までに着実に準備を進め、本選考で志望企業から内定をもらえるようにしましょう。
9月から始めるのであれば十分時間はあると思います。就活では2つの準備、充実して働くための準備と選考対策。
これらをすべきなんだとを意識して就活を進めるといいと思います。
―松田さん、ありがとうございました。
就活出遅れた…不安でいっぱいな2020卒のあなたへ
今回は、9月からどのようなスケジュールで就活を進めるべきか、そして来年の6月までにどんなことをすべきかをお伝えしました。
ですが、「自己分析や企業選びってどうやればいいの?」「面接やES、グループディスカッションの対策方法がわからない…」そんな就活生の方も多いと思います。
en-courageでは、
・社会人から、“生”の就活事情や就活の動き方を聞ける座談会
・就活を経験した先輩が企業選びや選考対策を徹底サポート
・面接やグループディスカッションなどの選考を経験できる場
など、就活生を徹底サポートする機会を用意しています。
これは、「就活を通して自分のキャリアを徹底的に考え抜く機会、そして志望企業から内定・そして充実したキャリアをつかみ取る未来を提供したい」という強い想いがあるためです。
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また、東大・早慶をはじめとする、優秀な先輩をメンターにつけて、好きなときに、1対1で就活に関する相談ができる、「面談サービス」を提供しています。毎年、多くの学生がこの面談を利用して、自分のキャリアに対する漠然とした不安を解消し、早期の段階から内定を獲得しています。
この面談サービスはもちろん無料です。お金は一切頂きません。
就活を経験した就活生の多くが、「就活を始めるのは早ければ早いほど良い」という言葉を口にします。
9月から就活を始めたばかりの皆さん、まずは優秀な先輩内定者との相談を通じて、3月の選考解禁に向け大きな一歩を踏み出しませんか?