OB訪問で聞くべき質問とメリットは?【OB訪問100人以上の19卒が語る】

 

【OB訪問100人以上】OB訪問のメリットと社会人にするべき質問とは?

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OB訪問100回を実現するやり方とは?

-成田さん、本日はよろしくお願いします。OB訪問を100回行ったと聞き、気になる点がたくさんあります。まず最初に、成田さんがどういった企業やお仕事に就職するのかという点から質問させてください。

 

 

成田さん(以下、成田):独立行政法人の大手デベロッパーの企業に就職します。この会社は、他の民間デベロッパーと違って、地方の都市開発に力を入れて仕事をしている会社です。

 

被災地の復興やニュータウン開発などの大規模かつ誰かがやらなくてはならない、社会貢献性の高い仕事をできることが、内定を承諾する決め手となりました。

 

 

-成田さんはどんな就職活動を行っていたのでしょうか?

 

 

成田:元々テレビ局のアナウンサーになりたかったので、大学3年生の4月からアナウンサー一本で就職活動を始めました。

 

10月になって、アナウンサーの存在価値を考え始め、色んな民放局のアナウンサーの方にOB訪問をしました。そのOB訪問にて様々な質問をさせていただき、自分がアナウンサーとしてやりたいことは民放ではできないと判断し、報道に一番力を入れている一つの局だけを受けて、他の民間企業を見始めることを決意しました。

 

そのときは損害保険の会社や商社、デベロッパーなど色々な業界を見ました。

 

 

-なるほど、OB/OG訪問を行い、方向性がシフトしたのですね。では、成田さんの就活の軸はどういったものだったのでしょうか?

 

 

 

成田

大学3年生の3月に就活解禁をしたとき、定めていた軸は

①世のため人のための仕事
②人間力で勝負できる企業

でしたが、最終的に、大学4年生の6月には

①世のため人のため自分のための仕事
②年収が高い企業
③自分の市場価値を高められる仕事

この条件が揃う会社に行くことに変化しました。

 

 

-「人間力で勝負できる企業」から仕事や企業選びの価値観に自分軸が加わっていることが非常に興味深いですね。軸はどのような経緯で変化したのですか?

 

 

成田:大学3年生の3月に大切な人と別れ、自分のことを顧みる機会がありました。

 

その時に夢に向かって猪突猛進するばかりで、自分を支えてくれる人や環境などを築いてこなかったことに気づきました。

 

結果を残してきても、振り返れば一人ぼっち。そんな孤独感を覚えました。

 

そのため、社会人になったら築いていくであろう家族や友人、コミュニティーも大事にできる会社に行こうと思うようになりました。

 

そうすると、

 

①の軸が「世のため人のため」に1つ加わり、世のため人のため、自分のための仕事と変わりました。

 

②年収が高い会社も③自分の市場価値を高められる会社も、そうした環境を築いていくために必要な軸と考えたことによります。

OB訪問は自分に客観視点を与えてくれる

-さていよいよ本題に入っていきたいと思います。成田さんはOB/OG訪問を通常とはかけはなれた数、実施されたようですが、実現できた方法を質問させてください。

 

成田:まず狙った企業や仕事というわけではなく、自分に近しい先輩からOB訪問をしました。ゼミやサークルの先輩とご飯を食べながら話す形で。

 

自分の先輩から知り合いを紹介してもらったり職場の先輩社員を紹介してもらったり、あとは大学のキャリアセンターや就活アプリも利用して、最終的には100人ほどにOB訪問しました。

 

 

-なるほど、近い先輩などから輪を広げていくように紹介で繋いでもらって、OB/OG訪問を行っていくのですね。OB訪問で会った社会人に何を質問して、どんな情報を聞き出していたのですか?

 

 

成田:その会社に入った人がどういった人なのか興味があったので、その人自体が新卒就活生のときにどういう軸を持っていたのか、どういうことに興味を持っていたとかですね。

 

それこそインタビュー取材のような質問を繰り返し情報を引き出すOB訪問をしていました。

 

 

-インタビュー形式の質問ですね。ありがとうございます。多くの社会人とお話しする機会のあった成田さんですが、OB訪問をしてよかった社会人の特徴はありますか?

 

 

成田:自分の会社に対して不満を表せる人かなと。業界や自社の課題や仕事のきつさなどマイナス面の情報を話してくれる人は貴重ですね。マイナスな面があってこその真実だと思うので。就活生にネガティブな情報を隠す会社よりも、本音で話してくれる社員がいる会社に行きたいと思いました。

 

又、自分と価値観の似ているOBやOGの方も大切にした方がいいです。自分と価値観が似ていることで共感しやすく、そのOBやOGの方が紹介してくれた方も価値観が似ていることが多いからです。

 

-そんなメリットがあるのですね。社会人に話を聞くのと、自己分析は何が違うと思いますか?

 

 

成田:自己分析では自分自身がやりたいことを明確にし、社会人に実際に話を聞くことで本当にその企業で自分のやりたい仕事できるのかを照らし合わせました。

 

同じように就活を経験したOBやOGの先輩方が僕の言葉を掘り下げてくれるので、自分のやりたいことや価値観・判断軸がより具現化され、相手に伝わる明確な「言葉」になり自分の中に腑に落ちやすかったです。

 

それにより、面接やESなどで自分のことをよりわかりやすく、論理的に話せるようになりました。

 

また、自己分析を自分だけでやっていてもどうしても主観的な要素が含まれます。例えば、「僕は○○な人間だから、○○業界に行こう」とか「話が下手だから営業は向いていないだろうな」とか、自分で勝手に自分の人間性や志向性を狭めてしまうこともあります。

 

しかし、他人から見た自分は何をやりたそうなのか?どう見えているのか?何に価値観を抱いてそうなのか?。そういった客観的な視点や情報を提供してくれるのがOB訪問と思っていて。

 

またOB訪問を通じて自己分析を深めたり、業界・企業研究に役立てると面接でも非常に役に立つんです。

 

OB訪問の厳選質問例5選

-今までたくさんの企業のOB訪問で社会人の方に様々な質問をされてきたと思うのですが、特にこれは良かったと思う質問を5つ、理由も併せてお願いします!

 

 

成田:良かった質問は以下の5つです。

OB訪問良質問1:入社してギャップを感じたこと
OB訪問良質問2:〇〇ならではの人間力とは
OB訪問良質問3:自分の給料は多いと思うか、少ないと思うか
OB訪問良質問4:離職率の高さとその理由
OB訪問良質問5:社員が就活していたときのキャリアプラン

OB訪問では様々な質問をしていました。しかし、数をこなしていくうちに、企業説明会や面接で行う質問と対比して、OB訪問じゃなければ質問できないこと・聞き出せない情報があると気づきました。

 

それは、OB/OGの方の視点でみた企業や仕事に対して見え方であったり、OB/OGが仕事に対して持つ価値観でした。

 

それらを質問から引き出し、自分の中に吸収していくことだと感じました。

 

それぞれの質問がなぜ良い質問と思ったのか詳しく説明していきますね。

 

まずは、「入社してギャップを感じたこと」

という質問です。企業や組織が大きすぎた場合、やりがいがなかったり、仕事が細分化されすぎていて、自分のやっていることが何の役に立つのかが可視できず自分の企業における存在意義を見失うことがあるそうです。

 

もちろん僕も含めですが、憧れの企業に内定を貰った就活生は、それで満足しがちかなと。

 

ですが実際に企業に入社した社会人が感じたギャップを聞くことで、地に足をついた会社選びができるかと思います。

 

つぎに、その企業内で働いている人たちの共通点を知るための質問で、「〇〇ならではの人間力とは」という質問です。

例えば、商社に関しての質問をすると、「商社ならではの人間力とは」という質問になります。

自分の回答と照らし合わせて調整し、面接で差別化を図りました。

 

また、「自分の給料は多いと思うか、少ないと思うか」という質問になります。

この質問に関しては、データが絶対に正しいとは思っていなかったし、家族をお金の面で苦労させたくない気持ちから年収が高いことを自分の軸に加えたことによります。

 

社会人がどういった生活をしているのか、具体的には大型テレビや車を買うに至る年月などを聞くと生活をわかりやすくイメージ出来て良かったです。

 

また年収については、説明会や面接の逆質問では非常に質問しづらいですよね。なのでOB/OG訪問で聞くべきかと思います。

 

そして、「離職率の高さとその理由」という質問もしていました。

 

離職率の高さと併せて、離職の要因はプラス面が大きいか、マイナス面が大きいかを聞くとより会社の本質を見抜けると思いました。

 

最後は、「社員が就活していたときのキャリアプラン」という質問です。

 

10年後何をしたいか等、自分のキャリアプランは面接で質問されることがあるので、考えておきたかったからです。そして一応答えられる形にして用意はしていました。

 

ただ個人的な意見としてはキャリアプランは一応築くものの、それほどこだわりはないです。何故なら配属リスクはつきものですし、どうしようもないからです。

 

しかしどんな環境であれ、意外なところから芽が開き、なんらかのプロフェッショナルになるかもしれません。だから理想のキャリアプランを描きつつも、目の前の事に全力で取り組む意識が大切だと思います。

 

 

-最後に、就活生に向けてアドバイスをお願いします!

 

 

成田:自分を主語にした就活をしてほしいです!自分のやりたいことを主軸に、会社を選んでやるぞといった心持ちで。やりたいことは自己分析でブラッシュアップして、そのやりたいことが本当にできるのかどうかを確認するためにOB訪問という場で質問をしていくと良いと思います。

 

ー成田さん、ありがとうございました!

OB訪問でするべき質問とメリット~まとめ~

就活生のみなさんも、OB訪問の重要性と質問の仕方についてご理解いただけたと思います。

 

今回学ばせていただいたOB訪問の方法と質問について簡単にまとめると、

 

▼100のOB訪問を実現する方法

・まずは企業の狙いを定めるのではなく、身近なOB/OGの方にOB/OG訪問を依頼する

・お会いしたOB/OGの方に、知り合いを紹介してもらう、これを繰り返す

・キャリアセンターやOB訪問アプリを活用する

 

▼OB訪問ですべき質問

・OBの方の主観から、その企業の見え方を聞くことができる質問をする

<良かった質問例>
OB訪問良質問1:入社してギャップを感じたこと
OB訪問良質問2:〇〇ならではの人間力とは
OB訪問良質問3:自分の給料は多いと思うか、少ないと思うか
OB訪問良質問4:離職率の高さとその理由
OB訪問良質問5:社員が就活していたときのキャリアプラン

ということでした。

 

本選考の時期までに、たくさんの企業の方とのOB訪問を実施することと、そのOB訪問の質を高めるするどい質問をしていくことで、有意義な就活を進めていただければと思います!

 

お礼メールは絶対に送る!気を付けたいOB訪問のマナー

では、最後にOB訪問を行う際に気を付けておきたい質問のマナーについて解説します。

 

OB・OG訪問で気を付けたい質問マナー

OB訪問で質問を行う際のマナーは2つです。

 

1点目は、OB・OGが答えづらい質問はしないこと。

例えば、訪問したOB・OGが経験したことのない業務に関する質問、又会社の将来性や未来像に関わる質問は避けるべきでしょう。

 

質問を行う前に、「この質問はOB・OGの方が答えやすい質問かな?」と配慮を払うようにして下さい。

 

2点目は、調べればわかる質問はしないこと。例えば、「福利厚生の制度について教えて下さい」や「会社の中心事業を教えて下さい」など、事前に採用HPで調べればわかる質問は避けるべきです。

 

今回は「OB・OG訪問での質問の仕方」について中心的に解説しました。

 

ですが、OB訪問をした経験がない方は

・「OB訪問ってどうやってお願いしたらいい?」

・「OB訪問後のお礼メールはどんなメールを書けばよい?」と悩むことも多いのでは?

 

以下の記事では、OB・OG訪問の依頼メールの送り方から、OB訪問当日に気を付けるべきポイントを徹底解説しています。

 

OB訪問のマナーについて気になる方は、以下の記事を参考にしてみて下さい。

https://en-courage.com/articles/331

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