【自己PRのコツ】何を話す?就活でつまづく自己PR

 

就職活動において、壁として立ちはだかる面接時の自己PR。 エントリーシートだけではなく、面接の場でも聞かれることが多い、 自己PRについて、例文に準えながら考え方と強みの整理などの作成のポイントをまとめました。

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例文からみる就活の自己PRの作成方法

  1. -自己PRについて、特に意識した方がいいこと

就活の自己PRはどう生まれたかインタビュー

  1. -就活 自己PR1:私立大/理系/男性
  2. -就活 自己PR2:旧帝大/文系/男性

例文からみる就活の自己PRの作成方法

自己PRは何のためにある?

自己PRは基本的に、企業側が自社が求めている人物像に
マッチするかどうかを見極めるために聞くものです。

ポイントは、企業側、面接する人が判断するということです。
自分では自己PRになっていると思っていても、
多くの学生と面接をしている企業からすると、
他の就活生と大差ないことが多くあります。

面接官単位でも、数十人、数百人と面接で自己PRを聞いている場合もあるので
就活生が想像している以上に、1人1人の自己PRが印象に残らない可能性があります。
自己PRが印象に残らなかったら、判断できないですよね。

また自己PRでアピールされたことが、
その企業の成果につながるイメージを持つことができるかが
内定を出す合格基準に乗る上でとても重要です。

そのため、自分だけの目線ではない
自己PRを作り込んでいくことがまず大前提として重要です。

 

自己PRを考える時のポイント

自己PRを考える際に重要なポイントは、大きく以下の3つだと考えます。

自己PRポイント1:エピソードで強みやアピールポイントの根拠づけをする
自己PRポイント2:可能な限り、複数の自己PRを考えておく
自己PRポイント3:強みだけじゃなく自分の弱みも合わせて振り返り、明確にしておく

例文を交えて解説をしていきます。

自己PRポイント1:エピソードで強みやアピールポイントの根拠づけをする

自己PRでアピールすることは、極論として何でもいいと思いますが、
そのアピールポイントが根拠があることを示す必要があります。
以下の2つ自己PRの例文をみたときに、どちらが活躍しそうな人材に映りますか?

自己PR:例文1
『私は、自ら工夫をして、高い成果を出すことができます。』

自己PR:例文2
『私は、自ら工夫をして、高い成果を出すことができます。
サッカーでクラブチームに所属していたのですが、
練習自体は週4日程度しかありませんでした。

それ以外の日には自らで課題を設定して、
能力開発を継続的に行なってきました。

その結果として、日本代表候補になりました。』

例文1よりも例文2の方が自己PRができている感覚がありますよね。
エピソード自体の大きさももちろんですが、
しっかりと根拠を持って、アピールすることが重要です。

例文2と比較するとよりわかりやすいのですが、例文1の自己PRは、何も言ってないのと同様です。

なぜなら、工夫をして成果を出すことは、人間誰しもが1度は行ったことがある行為だからです。

だからこそ独自性を持たせて、工夫をして高い成果を残したエピソードと根拠を自己PRの中で伝えることが重要です。
例えば、例文のように、週4日という量の限界があるために、質の工夫が必要だったという前提情報を与え、能力開発という工夫をし、日本代表になれたという実績を伝える。

これによって初めて【週4日の練習にも関わらず、日本代表にに選ばれる工夫ができる人】というアピールができます。

さらに、企業は継続して成果を出し続けることができる人材に内定を出したいと考えています。

そのため、自己PRでは、再現性であったり、自分の中で習慣化されていることをアピールするとより効果的なアピールになります。

今回の例文2では、日本代表になれたことが偶発的ではなく、他の領域でも同様の工夫ができることを自己PRに加えます。
次に例文3を見てください。

自己PR:例文3
『私は、少ない練習量でも、日本代表に選ばれるような質の高い工夫ができます。

日本代表になれたのは、中学校時代のクラブチームに所属していた時でしたが、
他にも、大学受験の時に、高校でも同様にサッカーに熱中をしていたために、受験勉強というまとまった時間を取ることができず、授業の時間の集中と工夫のみで、現役で東京大学に合格することができました。

そのため、制限された時間でも、工夫と集中によって、質の高い成果を上げることが私の強みです。』

例文3のような形にすることで、企業からも一目でみて、「強みを発揮して継続した成果を出してくれるだろう」という期待を湧き立たせることで内定にグッと近づくことができます。

自己PRポイント2:可能な限り、複数の自己PRを考えておく
なぜ、複数の自己PRが必要なのか。
それは、企業のタイプによって、内定を出す勘所が違うためです。
そのため、武器としての自己PRも複数持っておくことができれば、より企業に求められるPRができるようになります。

就活生に陥りがちなのが、自己PRの時は特に、自分の強みをアピールすることに必死な方が多いのですが、それよりも、企業が内定を出している人のキャラクターのチェックや、自己PRを複数用意する方が得策です。

例えば、先ほど自己PRの例文に出たサッカーの日本代表の就活生だとすると、その人の強みは工夫の能力だけではないはずです。

日本代表の中でもその別のキャラクターが生きていたこともあるでしょうし、日本代表経験をした中でも何か別の気づきを獲得していることもあるはずです。さらには、例文3の自己PRで東大に合格をしている実績もあることから、努力以外の才能も何かしら秘めていると期待されます。

そういった自分のエピソードと企業をリンクさせていき、自己PRを作っていくと、複数パターンの自己PRが生まれていきます。

自己PRポイント3:強みだけじゃなく自分の弱みも合わせて振り返り、明確にしておく
自己PRに入れることは必須ではないのですが、弱みが志望動機を強めるケースがあります。
弱みを自分の課題と挙げる場合や、それを条件として外すことが自己PRを強めてくれる場合があるためです。
さらに例文の就活生を例に挙げてみます。例文3に続けて以下を自己PRに加えたとします。

自己PR:例文4
『ただし、私は一つ弱みを認識しています。それは、1つの物事に執着できないことです。
日本代表に選ばれた他のメンバーは、プロの選手になることを目指していましたが、私は全く共感ができませんでした。
理由は、一つのことをある程度極めると、他のことに興味が湧いてしまうためです。
そのため、変化の早い環境が自分の性質を最大限活かせる環境だと考えています。』

いわゆるベンチャー気質のある企業であったり、ジョブローテの早い大手企業、転勤の多い業界であれば、この弱みがまさに最大の自己PRとなり得ることが分かります。

だからこそ、弱みをしっかり認識して、自己PRに加えていくことも重要になります。

ここまでは自己PRのポイントになりますが、
実際に就活を終えた学生2人に、自己PRについてインタビューしました。

就活 自己PR1:私立大/理系/男性

-伊賀さん、よろしくお願いいたします。就職先を教えてください。

伊賀:医療系のベンチャー企業に内定し、就職します。
自分は大学院で比較的近い領域を研究していました。

-医療系の企業に内定されているのですね。研究領域に近いということであれば面接でも研究内容を強みとして自己PRでお話されていたのですか?

伊賀:そうですね。自己PRのメインは研究内容を話していました。
ただ、まだ小さな会社なのでやり切れるのかどうかというところは
結構慎重に見極められていた気がします。

つまり、自己PRは研究内容自体ではなく、そこから得た気づきや工夫から
判断されていたような気がしますね。

-どんなことを自己PRしていたのですか?

伊賀:その点に気づいてから自己PRは研究内容ではなく、研究に向かうスタンスを話していました。
研究は、1つのことに長く向き合うことが必要で、
かつ、小さな工夫をし続ける必要があります。

だからこそ、本当にわずかしか違いがないようなことでも
過去にやったこととは違うことをしてみる。

そんな意識を持ってやっていたので、
小さなことに対しても、改善し続けることができること
PDCAを高速で回すことができることを自己PRでアピールしました。

-なるほど、自己PRはやったことではなくスタンスをアピールすることに意識を置いたのですね。その自己PRにはどうやって行き着いたのでしょうか。

伊賀:この自己PRは経験をしっかり振り返る中で、出てきたものかなと思います。
研究で、一定の成果を出したと考えていたので、
成果を出すために何をしていたのかを振り返りましたね。

結局、社会に出ると特定の成果を求められると考えているので
自己PRは成果を出した経験から、自分の強みを明らかにするのが良いと思います。

-自己PRを考える際に、重要なことは何でしょうか?

伊賀:客観視して考えることが重要ではないかなと思います。

就活の自己PRは、企業の採用担当の方に
納得してもらえて、初めて意味があるので、
自分が納得しているだけじゃダメなんですよね。

そのことを意識して、自己PRを考えてもらえると良い気がします。

-なるほど、企業が見たときに納得感があるように自己PRを考えるということですね。本日は、ありがとうございました。

就活 自己PR2:旧帝大/文系/男性

-山形さん、本日はよろしくお願いいたします。どこに内定されたのですか?

山形:マーケティングソリューションを提供するベンチャー企業に内定し、就職します。
ビッグデータを保有しているところでコンサルティング的な業務もできるのがいいなと思いました。

-理系の方ばかりが内定しているイメージがありますが、文系からの内定ですよね?統計などはされていたんですか?

山形:まったくしていないですね。(笑)

-選考において、そのあたりは聞かれなかったのですか?

山形:いや、聞かれましたね。
ただ、その時の実力というよりもマインドセットの方が重要な気がします。
もちろん、それは会社によって違うとは思いますが。

自分の場合は、大学生時代にビジネスコンテストに複数回出ていたこともあり、
データを使ってビジネスアイデアなり、具体的な施策検討をすることが多かったので
その時のエピソードから、自分が感じたことを自己PRでアピールしていましたね。

-内定するまでに具体的にはどんなことを面接時の自己PRでお話されていたのでしょうか?

山形:前提としてビッグデータとか、データサイエンティストというのは
かっこいいイメージがありますが、そのイメージと実務には
とても大きな差があると思っています。

それが実務の泥臭さだと解釈しているのですが、これに直結した自己PRだと、ビジネスコンテストを例にするならば、異常なデータの読み込み量を強みにアピールしていました。

自分がデータと向き合うときには、
分析する前にどんな仮説を立てるかを特に意識していました。

しっかりと考えられることを、自己PRに挙げながら、
この感覚を話すだけでも、とても良いアピールになっていた気がします。

 

-他の就活生との差は感じましたか?

山形:結構、感じていましたね。

集団面接でも、正直ここまで考えている人を見たことがなかったので。

-自己PRを考える際に、特に意識していたことはありますか?

山形:自己PRで特に意識していたことは1つだけですね。

この自己PRは『企業側から見て、十分なアピールポイントなのかどうか』

企業視点でのアピールされるべき観点というのがポイントだと思います。
自己PRって、自己分析をして、自分の強みだと思うことを
まとめて話していると思うのですが、結局、判断するのは企業なので。

-なるほど。確かに、自己PRでは自分の言いたいことをアピールしてしまいがちですね。ちなみにご自身の自己PRを『企業側から見て、十分なアピールポイントなのかどうか』はどうやって見極めるのですか?

山形:これはいろいろな社会人の方に会って、話してみるしかないかなと思います。

自己PRでアピールしている強みだと思っていることが、実はあまり強みになっていなかったり、
逆に強みだと思っていないことが、社会的に見るとアピールポイントだったり。

仮説を考えることって、個人的には当たり前だと思っていたのですが、
企業から見ても、それが徹底できている人は少ない。
いろんな企業の方にお会いする中で、そのことに気づきましたね。

-ただ、多くの企業の方と会えない就活生も多いですよね。

山形:そうですね。個人的には、就活を成功させるためには乗り越えたほうがいいと思うのですが。(笑)

ただ、そのような場合には無理して社会人に会う必要はないと思いますね。
例えば、友人でもいいし、先輩でもいい。

少なくとも自分の視点だけで、自己PRを作らないことが重要ですね。

-本日はありがとうございました!

内定者お二方の自己PRのインタビューはいかがでしたでしょうか。

自己PRの作成術や例文、インタビューから自己PRをつくるコツは掴めたでしょうか。
最後に自己PRの作り方の要点をまとめます。

〜自己PRの作成術と例文より〜
◎自己PRポイント1:エピソードでアピールポイントの根拠づけをする
→例文1はNG。例文2のように「週4日」「日本代表」などの根拠を加える。

◎自己PRポイント2:可能な限り、複数の自己PRを考えておく
→例文3のように、似た事例で繰り返したり、同じエピソードから別の自己PRを見出す。

◎自己PRポイント3:自分の弱みも合わせて振り返り、明確にしておく
→例文4のように、弱みを志望動機に。自己PRを強化する。

〜自己PRはどう生まれたかインタビューより〜
◎自己PRは経験で取り組んだスタンスを話せ
-自己PR1:私立大/理系/男性
◎自己PRは企業から見た視点を入れてアピールをしろ
-自己PR2:旧帝大/文系/男性

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