地方学生の就活事情とは?就活をする地方学生に聞きました!

 

多くの学生が、東京や、大阪に出る就職活動。地方の学生が就活をする時に、一番困ることは何なのか。また、地方学生の企業選びやインターン参加企業を選ぶ際に重視していることも合わせて聞きました。東京の学生と比べて、地理的ハンデがあると思われがちな地方学生の就活事情に迫ります。

・目次
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地方学生の企業選びは東京の学生と違うのか
地方学生のインターン実態とは?
本選考はいつ頃から受けている?
東京や、関西の学生と比較!地方学生特有の悩みは?
地方学生が上手に就活を進めるためには?
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地方学生の企業選びは東京の学生と違うのか

-本日はよろしくお願いします!

小田さん(仮名、以下、敬称略)
よろしくお願いいたします。

-今通っているのは東海地方の大学ですよね?就職活動は初めていますか?

小田
すでに、就活自体は初めていますね。具体的には2年生の12月くらいから少しずつ活動をしていました。というのも、学内で就職セミナーが実施されていて、全学年参加出来るものだったので、興味半分でそのセミナーに行ったのが最初でしたね。有名企業の採用担当者の方が数名で、キャリアについてのパネルディスカッション形式でした。

-なるほど、2年生の12月は大学の中ではかなり早い方ですよね?

小田
そうですね。自分の周りを見ているとかなり早い方だと思います。ただ、東京で実施されるインターンに参加したときには、周りの学生も3年生になる前から始めていたので、特別早いという印象は持っていなかったですね。

-ちなみに、今はどんな業界や、企業を志望しているのでしょうか?

小田
僕は、ベンチャー企業を志望しています。最初に就活を始めた時には、学内セミナーに来ていた企業が大手企業ということもあり、大手企業に行こうと思っていました。実際にサマーインターンでは、大手企業のインターンにも参加していました。ただ、ベンチャー企業のインターンに参加したときに、自分は大手企業ではないなと思いましたね。

-なるほど、それは、どんなところに感じたのでしょうか?

小田
これは自分の経験なのですが、これまで自分で組織なり、仕組みなりを作る機会に恵まれていて。友人と一緒に団体を作って活動したり、アプリを作ってリリースしたり。

その経験は毎日大変でしたけど、自分の頭で何か考えて、少しずつ形にしていく経験がとても刺激的でした。

もちろんこの経験は大企業でも出来ると思いますが、インターンを通して感じたのは、やっぱり領域として狭いということでした。大手企業には、たくさんの優秀な方や、たくさんの資金や、リソースと呼ばれるものが存在していて、その上で日々の意思決定がされていると実感したので。恵まれているからこそ、頭で必死に考える、工夫する領域がベンチャー企業と比較したときにどうしても小さい気がしました。

もちろん、年次が上がっていくにつれて大きなことが出来るようになっていくのだと思いますが。

-周りの学生は、大手企業への就職希望が多いのではないですか?

小田
そうですね。友人たちは、ほとんど大手企業への就職を考えています。東海地方が少し特殊だと聞いたことがありますが、やっぱり地元に製造業、特に自動車業界の大手企業が数多く存在しているので、そこへの就職を希望する学生が多いです。

特に理系になると、ほぼほぼ大手企業への就職ですね。ベンチャー企業はほとんど認知されていないと思います。

-研究室推薦での就職ですかね?

小田
そうですね。理系だと学生数よりも多い数の推薦が大手企業から来ると聞いたことがあります。なので研究室推薦以外でのキャリア選択はほとんどないと思いますね。

地方学生のインターン実態とは?

-小田さんは、インターンに参加されていたとのことですが、何社くらい参加されたのですか?

小田
僕は、サマーインターンとウィンターインターン合わせて10社くらいですかね。サマーインターンはベンチャーと大手企業のものに半分ずつくらい参加しました。ウィンターインターンは、ほぼベンチャー企業のみですね。

-どんなふうにインターン参加企業を選んでいたのでしょうか?

小田
東京でもイベントをやっているような企業が、早くから名古屋でもイベントを実施していたので、そのイベントに参加していましたね。当時は、ほとんどの企業を知らなかったのですが、事業内容に興味があって、インターンのプログラムが面白そうであれば、参加しようと思っていました。

僕が在籍している大学では、大学経由でのインターンも盛んなので、外の企業を使ってインターンに参加する学生はそれほど多くなかった印象があります。友人の中でも半数くらいでしょうか?サマーインターンに積極的に参加しようとしていたのは。サマーインターンに積極的に参加した学生と、そうではない学生の間で就活への意識はかなり違うと思います。東京の学生は多くがインターンに参加しているので、ここまでの差はないのではないかと思いますね。

-どのあたりが違うのでしょうか?

小田
そもそもキャリアについて考えるということ自体が、極めて稀なことだと思います。サマーインターンに参加しなかった学生は、年明けくらいから動き始める学生も多いので、キャリアについて考える時間が相対的に短く、あまりどんな仕事をしたいのか、自分自身がやりがいをもって働けるのはどんな時か、どんな環境であれば本当に頑張ることができるのかなど、キャリア選択にとって重要なことを考えずに就活を進める学生が多いですね。

なんとなくで、難関大学に入ったから、それなりに名前が通った企業に就職すると考えている学生がほとんどだと思います。

本選考はいつ頃から受けている?

-すでに小田さんは、本選考を受けていますか?

小田
受けていますね。すでにベンチャー企業を中心に10社ほどの選考を受けています。すでに内定もいただいていますが、まだ就活自体は続けていますね。

-内定までもらっている学生は、周りには少ないのではないでしょうか?

小田
ほとんどいないですね。やっぱり大手企業を志望している学生が多いので、6月から本選考という学生ばかりだと思います。ベンチャー企業を中心に志望している学生では、内定を持っている学生もいます。内定を承諾している友達も本当に少ないがいますね。

-外資系の企業を受けている学生はいますか?

小田
数名いますね。外資系メーカー、外資系コンサルを受けている学生はいます。ただ、東京の学生と比べると、とても少ないと思います。サマーインターンであった、東京の学生は結構、外資系のインターンにも申し込んでいた印象があります。

東京や、関西の学生と比較!地方学生特有の悩みは?

-ここまで地方学生の就活の全体像をお伺いしてきましたが、今日までの就活を振り返って、大変だったことは何ですか?

小田
特に大変だったのは、交通費、宿泊費ですかね。インターンの選考会は、もちろん名古屋で1次、2次くらいは実施してくれていて、というかイベントである程度の評価をされると面談からになる企業もあったので、選考の長さは少し短いのかもしれません。ただ、それでも選考に際しては、東京に行かなければならなかったので、その時の費用が大変でした。

1回の移動でバスを使っても1万円くらいはかかるので、友達の家に泊まって宿泊費を抑えるなどの工夫をしていました。サマーインターンに参加してからは、東京にも友達が増えたので、宿泊に困るようなことはありませんでしたが、バス代は安くならないので選考シーズンには結構大変でしたね。

地方学生が上手に就活を進めるためには?

-地方学生として、就活を進めるにあたって工夫した方がいいことを教えてください。

小田
工夫できることはいくつかあるのですが、特にやった方がいいのは3つくらいですかね。

・近くで開催しているイベントには、まず行ってみること
・選考はなるべく固めるなどして、費用を抑えること
・東京の学生とのコミュニケーションを取ること

・近くで開催しているイベントには、まず行ってみること

これは多くの学生がやっているかと思いますが、まずはいろんな就活イベントに行ってみるのがいいと思います。企業説明会形式のものから、選考形式のもの、さらには1dayインターンなど、いろんなイベントが開催されています。企業説明会は行っても意味がないと行っている先輩もいましたが、結局自分で行ってみて感じるのが一番だと思ったので、就活を開始した当時は、本当にたくさんのイベントに行きました。

少しずつ就活に慣れてきた後は、イベントを絞るようになりましたが。特に選考に直結しているイベントが、自分にとっては意味があると思ったので積極的に参加していました。比較的規模が小さくて、成長している企業に行こうと思っていたので、そうゆう企業の説明選考会に積極的に参加していた感じですね。

・選考はなるべく固めるなどして、費用を抑えること

実はこれが一番切実な問題かもしれません。(笑)やっぱり選考会に何回も行っていると費用がかかるので、なるべく選考の機会をまとめるのがいいと思います。最終面接とかでは、交通費を支給してくれることもあるので、その時に他の面接も入れておくとかすると、交通費を抑えることが出来ますよね。

・東京の学生とのコミュニケーションを取ること

東京の学生とコミュニケーションが取れる状態にあるというのは、とても大きなメリットがあります。というのも、やっぱり東京の方が企業に関する情報は多いと思うので。どんな企業が、伸びているのか、あの企業はどんな事業をしていて、どんな人材を採用しているのか。実際に働いている社員に会いやすいというのもありますよね。ほとんどの企業が東京に本社を置いていると思うので。やっぱり東京の学生から聞く情報は、就活の参考になることがとても多くありますね。

-なるほど、地方学生は情報の面でも、就活費用の面でもかなり東京の学生とは違うのが現状なのですね!本日はお話しをお伺いさせていただき、ありがとうございました!