オススメのベンチャーとは?確認した方が良い3つのポイント

 

6月になり、大手企業からの内定もちらほら。 一方で、6月以前に内定保有率が40%を超えているという記事も…。 早期内定といえば、ベンチャー企業と外資系企業を思い浮かべる人が多いのではないでしょうか? 今日はそんなベンチャー企業の選び方について、社会人の井山さん(仮名)にインタビューしました。

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ビジネスのプロセスを学ぶための企業選び

-本日はよろしくお願いいたします。

井山さん(以下、井山):よろしくお願いします!

-6月になって、大手企業からの内定を保有している学生も増えてきました。
ちなみに井山さんは新卒でどんなキャリアを歩んだのですか?

井山:新卒のときには、外資系企業に就職しましたね。B2B向けにサービス展開をしている企業でした。特に優秀な人が多いという印象を持ったので。
 
外資コンサルにも内定をもらっていたのですが、そちらを辞退して就職しましたね。
 
他にも大学4年生の1年間、スタートアップのインターンで新規事業を作っていたこともあって、最初からその企業に就職するという選択肢もありました。
 
ただインターンでの経験を通して、もう少しビジネスを大きくするプロセスを自分の中に徹底的に叩き込んだ方がいいと思ったので、そこにも行きませんでしたね。
 

-結構、いろんなところを受けていたのですね。新卒で入社した会社ではどんなことをしていたのですか?

井山:データを利用した、コンサルティングと新規事業に関わっていましたね。前者に関しては、僕らの会社しか持っていないようなデータがあったので、顧客の課題に合わせてそのデータを分析する。
 
売上的な指標等、経営に近い数字を扱うことが多かったので、経営に関わっているような部署の方や、マーケティング系の部署の方と仕事をすることが多かったですね。
 

-クライアントはどんなところを担当していたのでしょう?

井山:1年目からグローバルな有名企業を担当させてもらっていましたね。
なので、かなり高いレベルを求められることが多かった。
 

1兆円を超えるような企業の課長や、部長と仕事をするような機会もありましたね。今考えると、恐ろしい経験ですね。(笑)あんな経験はなかなかできないのではないかなと。かなり恵まれていたように思います。
 

-なるほど、かなりチャレンジングな環境ですね。ビジネスのプロセス理解をするというのは達成されたのでしょうか?

井山:達成されましたね。しかも量と質の両面でとても幸せな経験をすることができました。当時は大変すぎたので、あんまり考えたことはなかったのですが、改めて考えてみると、とても恵まれていた気がします。
 

コンサルティングの方ではクライアントと、経営に近い指標の話をする。こうなると、クライアントのプロダクト戦略とかに触れる機会もある。さらに川上の開発工程とそれを安定的に製造していく生産管理の話などの話まで。まさに自分が求めていたビジネスプロセスでしたね。
 

クライアントが多岐に渡っていたので、いろんな領域におけるビジネスプロセスに触れることができました。
 

一方で質に関しては新規事業を担当していたこともあって、プロダクトの最初期から、売上を実際に作っていくところまで関われました。プロセスに対して哲学を持ったマネージャーがいたので、特に質の高い経験だったと思います。
 

-今は転職されていますよね?

井山:そうですね。転職して、今は3社目にいます。2社目は、300名くらいが働いているベンチャー企業。
 

現在、働いているのは30名くらいのスタートアップですね。
これくらいの規模だとあらゆることをやらないといけなくて、
マーケティング、それもプロモーション領域だけではなく、データ分析だったり、HTML/CSSなどの簡単なコードをいじることや、さらには新規事業のディレクションだったり幅広いことをしています。
 

基本的にはかなり働いているような状況ですが、とても楽しいですね。
 

-それだけ忙しい中でも楽しいと思える、感覚はすごいですね!2社目ではどんなことをしていたのですか?

井山:2社目では主に新規事業を担当していました。既存事業のクライアント資産をうまく活用するものだったので、営業企画、マーケティング的なところをメインでやっていましたね。1社目と2社目でクライアントに近い側も、サービスを作っていく側も、ある程度、経験できた気がします。
 

この経験が、今のような小さな会社では活きますね。
会社が小さいうちは、やっぱり多くのことをやれる人の方がいいはずので。
 

覚悟だけではなく、確信に近いものを求めた方がいい!

-ベンチャー企業に就職する学生は結構増えていると思うのですが、意思決定をする際に、重要なことは何だと思いますか?

井山:ベンチャー企業に就職する際に、重要なことですよね?3つくらいありますかね。
 

井山さん自身の経験から、ベンチャーを見極める際に重要なポイントを3つ、教えてもらいました!

1.伸びるであろう領域で事業をしているか

最初から結構難しいと思うのですが、事業内容はとても大切です。
ベンチャーとか大手とか関係なく、会社が成長しているからこそ、いろいろなポジションができますし、活躍の幅が広がる。もちろん大手企業の方が、横並びに近いなど違いはありますが。
 

衰退していく産業や市場においては、人材に対しての職責や求められている成果は固着化します。
 

あとは単純に伸びていないとリスクですね。
日本の超大手と呼ばれる企業でも、伸びていない企業は人をリストラしたり、採用自体を縮小したり。今はまだ自分の力で生活をしていない人が大半だと思うので、実感はないはずですがこれはかなりリスク。
 

極論ですが、新卒1年目で仕事を失うケースだってあるかもしれない訳で。
もちろん成長性が絶対的な指標ではありませんが、相対的なリスクは低い気がします。
 

2.若手で優秀と言われている人はどんな仕事をしているか

社会的には大手企業でも安泰じゃないぞと言われていますが、
やっぱりベンチャー企業の方が企業的な安定性は低い。
 

ただ、キャリア的な思考で考えると、ベンチャー企業の方がいい部分もあります。
 

個人のキャリアに対してのインパクトでいうと、会社名よりも個人としての経験値だと思うので、裁量がどこまであるかは、結構重要。そして裁量を見るときに、意識してほしいのは、若手がどんな仕事をしているかということ。さらに、このときには平均的にどんな仕事をしているかよりも、社内において高い評価を得ている若手社員がどんな仕事をしているかが重要だと思います。
 

何年目までが若手なのかという議論があると思いますが、
一般的には5年目くらいだと思いますが、3年目の社員の方にも会ってみると、より自分に近いところのキャリアについても想像ができる気がします。
 

3.会社を伸ばそうという意識がどこまであるか
 

ベンチャー企業においては企業成長を志向していることが重要であると思います。そして、良いベンチャーでは多くの社員が会社を伸ばしていこうと考えている。
 

会社って事業で伸びて行くわけではなくて、
やっぱりメンバーがどんな人かによると思います。
 

個人差はあると思いますが50名を超えてくると、直接、トップがマネジメントをするようなことは実質、不可能になります。

結局、企業成長しようと思うと、現場に対して権限を委譲していくしかなくなってくる。
 

そしてちゃんとそれをメンバーレベルでも理解できているかどうか。
KPIを達成する的な意識ではなくて。KPIを達成することって、おそらくビジネスパーソンとしては最低ラインだと思うんですよね。だってそれが自分に対して、期待されていることなのだから。
 

そうじゃなくて、もっと非線形的に会社という組織を成長させていくためには何をするべきか、何ができるかを考えないといけないですね。これをメンバーレベルで持っている組織は圧倒的に強い。
 

マネージャーしかその意識を持っていないと、
結局、部署としての情報やナレッジの蓄積がほとんど起こらない。
 

ベンチャー企業のマネージャーって自ら、メンバーレベルの仕事もしながら、チームをマネジメントしていることが多いので、多分、情報の量って少なくなるんですよね。

だからこそ、メンバーレベルでも会社全体、事業全体を伸ばしていこうと言う意識があることはいい組織の条件であると思います。

そして、このメンバーレベルでも会社全体、事業全体を考える事って感覚としては文化なんですよね。だからこそ、簡単には定着しないし、簡単には壊れない。

こういう文化がある企業に入ることができると、それが当たり前になります。
 

-なるほど、この3点はやっぱり社員さんと話すことでしか見極められないですよね。

井山:そうですね。基本的には社員の方と話すことが最も近道かなと思います。
ただこの3点だけではなくて、自分なりにきちんと理論を持って、確信に近い状態で企業を選んで欲しいなと思います。
 

最近はインターンを積極的に行なっているところも多いと思うので、インターンに行って、いろんな社員の方と話すのも1つの方法ですね。大企業だとあまり長い期間のインターンをやっていないので、なかなか社員の方と関わる機会が多くないかもしれないので、その場合にはOB/OG訪問をするのもおすすめですね。
 

-ありがとうございました!

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