【連載:エリートから学ぶ就活のヒント】失敗しないインターンの選び方は

 

外資系戦略コンサル、リクルート系、ベンチャーなど10社近くのインターンを経験し、現在4社の内定を獲得している小林さん(仮名)。20卒の学生が夏のインターンに向けて動き出している今日この頃。インターンへの臨み方について小林さんに語っていただきました。

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インターンに10社参加

-今日はよろしくお願いいたします。まず就活を始めた時期を教えてください。

小林さん(以下小林):M1の4月か5月くらいです。当時は外資コンサルを志望していて、そこに合わせてスタートしました。

 

-なぜ外資コンサルを志望していたのですか?

小林:端的に言うと、自分がやりたいことを叶えられるのが戦略コンサルだったからです。私は地方創生に興味があって、現在地方はうまくお金使えてない、という課題を感じていました。そこで将来的に自分がそこに介入する際に、様々な業界のビジネスモデルを学ぶ必要があるなと思いました。

 

あとはコンサルの成果主義という風土が性に合っていた、という理由もあります。

こんなに優秀なベンチャー企業が…印象に残ったインターン

-ありがとうございます。次にM1時に参加したインターンの数と特に印象に残ったものを教えてください。

小林:インターンは10社ほど参加しました。大手メガバンク、リクルート系、外資コンサル、ベンチャー数社ですね。戦略コンサル志望なのでそこに受かるためとその練習のためにベンチャーも受けていましたね。

 

印象に残ったのは、とあるベンチャー企業のサマーインターンです。特に社員の方がめちゃくちゃ優秀でした。個人的にはベンチャー企業と接触するのは初めての機会だったのですが、ベンチャーにもこんな優秀な人がいるのか、と驚きました。

 

あとは、インターンはこんなにも眠れないものかと。(笑)2dayのインターンだったんですが、1日目の夜から新規事業立案を行いました。19時から次の日の15時の発表の間に経営陣への発表が5回くらいあるのですが、そこに向けての準備が大変でしたね。

チームでいかに成果を出すか…インターンで得たもの

-インターンを通じて自分自身に変化はありましたか?

小林: 能力面で変化したと思います。特にチームでいかに最大パフォーマンスを出すか、ということはこのインターンを経験して意識するようになりました。

 

新規事業立案のワークでは優勝することができたのですが、審査員の方に「一人のアウトプットでしかないからもっとチームとして成果を出して欲しかった」と言われました。

 

サッカーをやっていた経験があるので、チームで結果を出すということは当たり前にできると思っていました。僕が甘かったのは黙っていてもチームのメンバーが100%の実力を出せると思っていたことです。思ったことを言えない、言わない人に対してのアプローチができていなかったなと。

 

体育会系の環境に慣れていて、大学ではインターンで経営者の方と話す機会もあり「自分の意見を言う」コミュニケーションの取り方が普通だと思っていました。

 

このインターンを経て、いろんなコミュニケーションプランをより意識するようになりましたね。

 

-他にも行ってよかったインターンはありますか

小林:メガバンクのインターンは一番行ってよかったと思います。理由はこの会社に100%行くべきではないと言う決心がついたからです。1dayのインターンだったのですが、思いの外、銀行の業務内容は面白そうでした。資金を集めて海外に投資して〜というのは想像していた銀行の業務とは違っていました。

 

しかし、文化、人、考え方が自分とは絶対合わないと思いました。例えば社員の方からフィードバックをし合うタイミングがありました。その際に「社員からフィードバックをもらう機会は社会人になってからないから貴重な機会だよ」といっていて、本当に?と思ったり。

 

自分の目で見て、マッチしないことを知ることができたという点で本当に行ってよかったと思います。

足を動かしつつ「理由づけ」も

ー20卒の学生は夏インターンに向けて準備を始める時期です。どのようなスタンスでインターンの準備にのぞむべきでしょうか?

小林:とにかく足を動かすことだと思います。動かなければ何も始まりません。

 

最初は興味があるところに行けばいいと思います。僕の場合は外資コンサルでした。それに向けて応募するなどまずは動いてみるのがいい。

 

しかし、ただ動くのではなく、例えばその企業や業界になぜ興味があるのか、なぜインターンに参加するのかの理由付けのプロセスも大事だと思います。

 

自分自身、大学生の早い段階からどうやって生きるのかを考えていて、キャリアを決める「軸」をある程度精査している方だと思っていました。

 

その軸に全て当てはまるのが外資コンサルでした。しかし、インターンを経験して「合わないな」と思ってしまったのです。結局、選考でも最終面接も行かずに終わりました。

 

自分で考えた「軸」の全てに当てはまるはずなのに何か違和感が残る、という変な感覚に陥りましたね。

コンサルは何か違う…インターンで感じた違和感

-仮説を持って動く、とても重要ですね。ところで外資コンサルに感じた違和感の正体はなんだったのでしょうか?

小林:そうですね、端的にいうとそれまでは見つからなかった新たな軸が見つかった、ということだと思います。

 

その軸というのは人でした。自分が頑張るベースは人が大事、ということに気付いたのです。

 

こう考えた経緯として、ロジカルに考えるということは、まず定義をしなければならなくて、その定義が自分の中にない人がコンサルには多いなと思いました。

 

コンサルタントの中には、世の中の往往にして「正しそうなこと」を定義にロジカルを組み立てている人が多い。業務上はそれでいいと思うのですが、自分の人生を考えると、自分の何を信じるか大事になると思います。

 

具体的に1+1=2という前提があって、1+2=3になります。ただ1+1=2という定義(前提)はクライアントベースで、コンサルはその中で最適な答えを出していきます。ということは、自分の意志の部分は業務において邪魔になってしまうんだろうなと。「こうしたい」は論理じゃないので。

 

自分によってなされていない定義の上にいくら綺麗なロジカルを組み立てられても僕は尊敬できないなと思いました。

 

僕にこの感覚が芽生えたのは、インターンに参加するという前提があって、参加した理由づけもできていたからだと思います。なので仮説を持って参加するということも大事にして欲しいです。

目的設定でインターンを有意義に

−インターンを有意義なものにするために何が必要でしょうか?

小林:必ず目的設定をすることです。私は参加するインターンごとに目的を変えていました。

 

例えば「内定を取りに行く」や「スキルを得る」、「自分の弱みを克服する」、「情報を得る」などです。

 

あるインターンでは、極端なコミュニケーションをとる、とかもやっていました。

 

自分の発言をせずにチームをどうゴールに持っていくか、相手の意見を必ず否定するとかですね。めちゃくちゃ嫌われましたけど。(笑)

 

本選考の際に、どうすれば受かるかまたは落ちるが可視化されたのでよかったです。

 

-コミュニケーションのとり方を変えていた…すごく面白い。インターンの振り返りがどのようにやっていましたか?

小林:よくあるインターン振り返りシートで完結しないことですね。おそらく社員の方からフィードバックをもらいますが、鵜呑みにして終わるのではなくて、なんでその指摘がされたのか、の部分まで深く考えたほうがいいです。

 

自分の課題などはインターンが終わってすぐ、答えが出るようなものではないはずです。受け取った一次情報を一旦は家に持ち帰って、自分の頭で考えるところまで実行したいですね。

 

-小林さんありがとうございました!

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