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◆皆さんは、選考で面接を受ける際に心がけていることはありますか。 今回は、筆者が実際の選考で担当人事の方にいただいたフィードバックを元に、すべての人に共通する「面接選考のポイント」を紹介したいと思います。
表情から何もかも伝わってしまう
面接というのは、その場での面接官とのコミュニケーションの場とも言えます。いくら言う内容を準備して臨んでも、面接官の質問をコントロールすることには限界があるので、その場での切り返しが重要になってくるでしょう。
圧迫面接というものが実際にあるように、高圧的な言葉や態度で、就活生の心を折るような面接をする企業もあります。
しかし、そんな時にいちいち心が折れていれば、自分の魅力は伝わりきらないですし、面接でのパフォーマンスは下がってしまいますよね。
筆者自身、経験した圧迫面接で何を言っても否定的な言葉を浴びせられ、選考中に怒りや悲しみなどのマイナス感情が溢れ、心が折れそうになったことがあります。
そのときに、実際にいただいたフィードバックは、「感情がすべて表情に出てしまっており、自身が失われていくのがよく分かった。」というものでした。
口で話すこと以上に、筆者自身の目や態度、焦りから生まれる雰囲気で自信のなさやマイナスの感情が伝わっていたのです。
印象形成の9割は「見た目」や「声」
アメリカの心理学者、アルバート・メラビアン氏によると、人の印象の93%は見た目や声など、視覚や聴覚で直感的に把握できるもので形成されており、話す内容はたったの7%しか印象を作っていないそうです。
どれだけ立派なことを言っていても、視覚と聴覚に与える印象が悪ければ面接官に与える印象はマイナス評価になってしまう可能性がある、と言えるでしょう。
ことわざに「目は口ほどにモノを言う」というものがあります。口で伝えていない、もしくは伝えたくない余計なことも、視線や声色やちょっとした仕草などで伝わってしまうのです。
絶対に笑顔を忘れるな
これらのことから、一番いいのは笑顔でいることではないかと考えるようになりました。面接とは自分自身のことを営業する場であり、自分自身のことをプレゼンする場であるからです。
実際に筆者も面接中、高圧的な態度の面接官に対して萎縮したりイラッとしたり、厳しい質問に対して言葉に詰まったりしそうなこともありました。しかし、笑顔でいることを意識して受け答えをしていると、
「楽な仕事はないけど、それだけ笑顔で対応できたら社会人になってからも頑張れるね。」
「あなたの笑顔がウチには必要です。」
と企業の方に言っていただくことができました。笑顔で挑むだけで、こんなにも面接官に与える印象が変わるのか、と感じたことを今でも覚えています。
負の感情のときこそ意識して「笑顔」に
面接が上手くいかないときは、面接官とのコミュニケーションを楽しむ意識を持ってみてください。
イラッとしたときやテンパったときこそ「笑顔」なのです。やはり笑顔がある人は自信が漲っているように見えますし、見ていて頼もしい印象も与えることができると思います。また、意識して笑顔で話すことで自分の心に余裕を生み出すでしょう。
筆者の印象に残っている言葉があります。働く女性をテーマにした漫画の登場人物のセリフです。
「笑顔ひとつで仕事がまわるなら安いものよ。疲れた顔した女に仕事頼もうって思わないでしょ。」
働く上でコミュニケーションは不可欠なものであり、相手に与える印象はとても大切なものになってきます。そんな中で、笑顔でいることで印象をコントロールし、快適なコミュニケーションをはかることは、就活においても大事なことです。
言葉につまりそうなときやキツイことを言われたとき、切羽詰まる前に一度落ち着いて笑ってみてください。きっと少しずつ気持ちがほぐれて、自信を持って自分のことを売り込むことができるはずです。