どうやって考えるもの? 就活における企業選びの軸とは(具体例付き)

 

就活において、避けて通ることは出来ない企業選び。数多くある中から、企業を選ぶのはとても大変ですよね。実際に、どのように企業選びをするのか。面接で聞かれることもある、企業選びの軸について、考え方のパターンを具体例付きで解説します。

目次
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・企業選びがどうして必要なのか。
・どうやって企業選びをする?
・企業選びは業界選びから始める?
・自己分析と企業選びの関係とは
・企業選びの面接での話し方(例文付き)
・企業選びに失敗したと考えている方にインタビュー!
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どうやって企業選びをする?企業選びの軸とは?

就活において、避けては通ることの出来ない企業選び。その時に重要になるのが、企業選びの軸ですよね。今回は、企業選びの軸について、徹底的に解説します。

就活を多くの方が進めていくのは、以下のような方法ではないでしょうか。

1.自己分析
2.業界選び、企業選び
3.選考対策
4.選考(インターンなども含む)

この流れの通りに進める必要はないのと、各段階を何回も繰り返すものだと思いますが、自己分析を通して、自分の強みや、自分が大事にしている価値観を明らかにして、企業選びの軸を明確にするのが良いと思います。

企業選びは業界選びから始める?

企業選びの前に業界を選びから始める就活生も多いのではないでしょうか?業界選びから開始することはマストではないですが、効率的に企業選びを進めるために、業界選びから進める学生が多いようです。

業界に固有のビジネスモデルや、業界の中で多い働き方などがある場合には、その働き方が自分自身の軸にあっているかを見極めることで、効率的に業界、企業を絞ることが出来るので良いようです。

ただし、業界研究を行うときに、相応の深さで業界を分析する必要があります。どんな流れでビジネスが行われているのか、どんな組織構造になっているのか、普段、どのように仕事を進めているのかなど、実際に自分の軸とマッチするかどうかを見極めるのに十分な情報を集めるようにしましょう。

自己分析と企業選びの軸の関係とは

自己分析と企業選びの軸にどんな関係があるのでしょうか?自己分析をしていく中で、仕事選びにおける、大切にしたいものが明確になっていきます。

自己分析から、企業選びの軸を考える方法は大きく以下の3つに分類されるようです。

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-自分の強みをもとに企業選びの軸にする方法
-自分が経験してきたことを企業選びの軸にする方法
-自分が大事にしている価値観をもとに企業選びの軸にする方法
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-自分の強みをもとに企業選びの軸にする方法

自己分析や、他己分析を通じて、明らかになった自分自身の強みをもとに、企業選びの軸にする方法です。リーダーシップをとった経験に長けている方や、留学などで海外の経験が豊富な方、さらには対人的なスキルが高い方などが、それらの強みを元に

-自分が経験してきたことを企業選びの軸にする方法

大学時代までに経験してきたことをもとに、企業選びを行う方法です。強みとも少し重なるかもしれませんが、これまでの人生でどんなことを経験してきたのか、その中でどんな成果を出したのかを元に、企業選びをする方法です。

-自分が大事にしている価値観をもとに企業選びの軸にする方法

自分自身が大事にしている価値観を元に企業選びを行う方法もあります。チームで働くことを大事にしている場合や、きちんと実力主義な環境で、成果を出せば若くても評価されることなどを元に、企業選びをすることも可能です。

ただし、この時に注意が必要なのは、まだ成果も出していない段階で権利ばかりを主張すると、企業から見た時には、魅力的ではないと思われる場合があります。

一方でなぜ、企業は企業選びの軸を就活生に聞くのでしょうか?主に以下の2つの理由で企業は、企業選びの軸を聞いています。

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-学生の志望度を見極めるため
-自社と学生のマッチ度を見極めるため
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-学生の志望度を見極めるため

まず1つ目の理由としては、企業選びの軸から、学生の志望度を見極めるためです。最近では、有効求人倍率が上がっており、1人の就活生が、10社近くの内定を獲得することも少なくありません。

そのため企業としては、この学生が自社の内定を承諾するのか、さらに内定承諾後に、入社してくれるのかを見極める必要があります。企業選びの軸と、選考を受けている企業などを聞くことで、第一志望群の企業がどのあたりなのかを見極めるために

-自社と学生のマッチ度を見極めるため

また、企業は学生と自社のマッチ度を見極めるために、企業選びの軸を確認する場合があります。特に、自社で働き始めてからマッチしないことが分かるのは、お互いにとってあまりいいことではないですよね。

そのミスマッチが起きないように、面接の段階で、企業とマッチしているのかどうかを見極める1つの方法として企業選びの軸を聞くことがあるようです。

企業選びの軸、面接での話し方(例文付き)

企業選びの軸を面談でどのように話すのでしょうか。実際の面接においての例文を4パターンでまとめてみました。

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1. 英語を活かした仕事が出来ること
2. 裁量権の大きな仕事が出来ること
3. 営業として高いスキルが身につくこと
4. 新規事業創造に関わることが出来ること
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1. 英語を生かした仕事が出来ること

『私は、小さな時から海外での生活経験が長いため、英語を使うことが得意です。大学時代にも英語を活かして、留学生のボランティア活動や、外資系企業でのインターンに参加していました。このような経験を活かして、将来的には、英語を活用して仕事をする機会が多く求められるところで活躍したいと考えております。また、数ある企業の中でも、日本以外に海外展開を積極的に進めており、若いうちから世界中での勤務可能性がある、御社で働きたいと考えております。』

2. 裁量権の大きな仕事が出来ること

『裁量権の大きな仕事をしたいと考えております。私は学生時代にアプリを開発して、マーケティングなども、仲間を巻き込んで行なった結果、1ヶ月でユーザーを数千名規模で獲得することができました。その時には、自分たちで頭を使い、施策の検討から、振り返り、次に何をするのかまで、メンバー数名で全てを考え、実施する経験をしました。この経験は、これまでの人生で最もやりがいを感じた経験ですので、社会人として早くから裁量権の大きな環境で働きたいと考えております。』

3. 営業として高いスキルが身につくこと

『私は、営業として高いスキルが身につくような環境に身を置きたいと考えております。大学生のときに、営業としての活動をインターンで行なっていました。実際に、営業として仕事を進める中で、自分自身に足りない点が多いことに気づいたことと同時に、お客さんの課題を解決するという営業の仕事はどんなビジネスであっても必要不可欠だと思ったので、このスキルを高められるような環境で働きたいと考えております。』

4. 新規事業創造に関わることが出来ること

『新規事業創造を行える企業に就職したいと考えております。大学生のときに、課題活動として、スタートアップでインターンをしていました。その時に、社員の方と一緒に、新規事業を立ち上げました。メディア事業だったのですが、3ヶ月間で、数十万PVを稼ぐようなメディアに育てることが出来ました。その時の経験から、自分が関わって新しいサービスが生まれていくことに強いやりがいを感じたので、就職してからもそのような仕事に関わりたいと考えております。』

自分の強みや、これまでの経験をもとに企業選びの軸を話すことで、アピールにもなります。自己分析をしっかりと行って、自分の強みを明確にしておくと良いでしょう。ただし、そのアピールが会社の軸にあっているのかどうか、会社が求めている人物像、会社で活躍している人物像とマッチしているのかどうかも、きちんと考えるようにするのがよいと思います。

企業選びに失敗したと考えている方にインタビュー!

最後に、企業選びに失敗したと考えている社会人にインタビューをしてきました。

-本日はよろしくお願いします。

横野さん(仮名、以下敬称略)

よろしくお願いいたします。

-横野さんは、今、社会人何年目で、何をされているのでしょうか?

横野
今は社会人4年目ですね。外資系企業に転職をしており、ここで働き始めてちょうど1年くらいが経ちましたね。1社目は、超大手メーカーに就職しました。おそらく、名前を聞けば、誰もが羨ましく思う企業だと思います。

-今、2社目ということは、その企業からは転職されているということですよね?

横野
そうですね。ちょうど2年くらい働いたタイミングで転職をしました。

-何があったのでしょうか?

横野
特別に何かあったという訳ではなく、働き方や、求められることが、自分の理想と大きなギャップがあると思っていたのです。就活をしていたときには、その会社から内定をもらったときにすぐ内定承諾をしたので、その時はとても満足していたのを覚えていますが。

-具体的には、どんなところが合わなかったのでしょうか?

横野
僕が入った企業は、とても大きな企業なので、まず1年近くの研修がありました。当然、将来的に大きな仕事を任されることになるので、しっかりとした研修は必要だと思っていましたが、その間に他の企業に行った同期との差がかなり出来てしまったと思います。

特に、学生時代に仲のよかった友人が、スタートアップに転職していて、そこで経営に近い仕事や、新規事業創造をしているのを聞いたときには、衝撃を受けましたね。

一緒に活動してきたのに、もうそんな大きなことをしているのかと。

-そこから、転職を考えることになったのですか?

横野
そうですね、そこから少し転職を考え始めていました。ただ、2年目になって、少しずつ仕事を任されるようになってきたので、しばらくは、やりがいを持って仕事をしていました。
それでも、半年くらい経ったときに気づいてしまったことがあって。

自分がやっている仕事は、ひたすらりん議(※1)の書類を書くことだと気づいてしまいました。毎日のように書類を作成して、何人もの上司から承認をもらう。

時には、5回も、6回も作成し直したこともありました、1つ上の上司から承認をもらえても、その上の上司からはもらえないなんてことはよくありますし。

それを繰り返していると思ったときに、本気で転職しようと思いました。同期の中でも、転職している人間がポツポツ出始めていたので、そんなに大きな抵抗はなかったですね。

-誰もが羨むような企業に就職していたにも関わらず、転職するという意思決定に大きな抵抗はなかったのですかね?

横野
そうですね。やっぱり周りに何名か転職をしている社員がいたのが大きかったです。

-就活をしている時には、満足していたと言っていましたが、今になって振り返った時に、これを意識しておけばよかったな。というものは何かありますか?

横野
自分が何に対してやりがいを感じるのかを本当に考えた方がいいですね。自分の場合には、有名企業で働けることを単純にかっこいい、給料もいいからそれでいいかなと思っていましたが、実際それらのことはあまり重要ではなかったですね。

あとは、社会の先輩方の意見をもっとしっかり聞いておけばよかった。何回かOB、OG訪問の中で、ベンチャー企業とかも見た方がいいと思うよ!と言われることがありました。

その時は、自分自身の軸は定まっていると思っていたので、見る必要なんてないだろうと思っていましたが、せめてどうしてそう思うのかを聞いておけば良かったと思います。

先に社会に出ている方は、当然、自分自身の経験だけではなく、同期を見ていて感じていることなど、仕事の中から多くのことを感じているはずなので、僕が考えていること、感じていることも分かった上で、フィードバックしてくれていると思います。今の自分が気づいていないことに気づいている

-本日はありがとうございました!