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◆新卒に人気なコンサルティング業界。憧れている就活生も多いと思いますが、実際にどんな仕事をしているのでしょうか。仕事内容や新卒で働くメリット、デメリットなどを詳しく解説していきます。
コンサルの仕事内容と新卒のキャリアパス
コンサルと聞いてあなたはぱっとどんな仕事か思い浮かべるしょうか。
大体の人は企業の相談役というイメージをもっているのではないでしょうか。
確かにコンサル会社は相談に乗って、解決策を提案することを仕事にしています。
「経営コンサルタント」「ITコンサルタント」「戦略コンサルタント」など混んたるタントにも様々な種類があり、コンサルティング会社といわれる法人は「コンサルティングファーム」と呼ばれています。
「相談、アドバイスをもらうためだけにわざわざコンサル会社に依頼するか?」と思う方もいるかと思いますが、コンサル会社は、その分野において、豊富な知識と経験があり、業務を遂行するための的確な戦略やアドバイスを提供します。
企業が抱える課題を社員だけでは解決できないような時に、コンサル会社が必要となってきます。
新卒でコンサル会社に入社した場合、基本的なキャリアパスは
- アナリスト(アソシエイト)
- コンサルタントシニアコンサルタント
- マネージャー
- シニアマネージャー
- パートナー
という流れでステップアップしていきます。
通常3~4年で役職が上がっていきます。新卒の皆さんはまずはアナリストからのスタート、簡単にいうと、先輩のアシスタント的な役割をしながら仕事を覚えていきます。
仕事の進め方が他の会社と大きく異なっています。多くのコンサル会社は組織体系が「プロジェク型」になっており、特定の課題に対して1つのプロジェクトとして立ち上げる。
そして無事そのプロジェクトが終われば、終了、プロジェクトは解体されて上下関係も解消されます。
期間は企画立案で約3ヶ月、大型プロジェクトになると1年程かかるケースもあります。プロジェクト型の体系は比較的に短期間で様々な業種の仕事を経験します。
そのため、他の会社ではその業界でしか通用しないスキルしか身に着けられないところを、コンサル会社では様々な場面で役に立つ、幅広いビジネススキルと経験を得ることができます。
新卒でコンサル会社に入るには?
「何か特別な資格が無いといけないんじゃないか」「そもそも新卒で入れる?」と感じる就活生もいるかも知れません。
ですが特に他の企業と変わりはありません。情報も新卒向け就活サイトや大学の就職センターで公開されていますし、新卒の採用に特別な資格・スキルを企業側も求めていません。
新卒採用はポテンシャルで採用してくれることがほとんどですので、むしろコンサル会社に興味があれば新卒入社で目指す方が入社しやすいです。
大手コンサルファームであれば毎年50~100名規模で新卒を募集しています。間口が広いので、少しでも興味があればぜひ新卒で入社することも検討してみて下さい。
新卒でコンサル会社に入るメリットは?
◆若手社員から経営や事業戦略に関わる知見が得られる
コンサルはプロジェクを通してチーム全体でで解決策を作りあげる。業務としてはクライアントにヒアリングをし根本的な原因を分析、特定、戦略を練り、解決へと導く。
クライアントの業界や経営課題も様々。若手の内から企業経営に関わるプロジェクトに参加するため、目的やゴール、アプローチの仕方を確認しつつ自分の役割を把握し、戦略的にプロジェクトを進めるスキルは確実に身につきます。
論理的な思考力を徹底的に叩き込まれ、新卒で他の企業に就職した人たちが何年もかけて得るスキルを短期間で習得できるでしょう。
◆いろんな業界に触れられ、対人スキルも身につく
コンサルする企業は様々なので、いろんな業界を見ることができます。
また同じクライアント企業でも、部門が違えばプロジェクトはまた別になりますし、同じ部門でもクライアント側の人事異動で担当が変わることも。
業界の特徴や文化は実際触れてみてわかるものが多いです。コンサルは特定の業界に染まっていないからこそ俯瞰して業界全体を見ることができます。
また、プロジェクトを進めるうちに、クライアントと意見が合わない場面も必ずでてきます。
そんな中でも相手に気持ちよく仕事をしてもらい、常にメリットを出し続けないといけません。
たくさんのプロジェクトを通して、そういった柔軟性や高いコミュニケーション能力を得られるでしょう。
コンサル会社のデメリットは?
◆求められる能力・思考力の水準が高い
入社するまでは特に必要なスキル・資格はありません。ですが、実際働き始めると求められることは数多くあります。
毎回違うプロジェクトで常に高いパフォーマンスを発揮しなくてはなりません。上司や先輩は能力が高い人たちばかりで、クライアントからの要求も非常に高いです。
常に成長を求めるスピード感が早く、ついていけない場合退職を勧告されることも。仕事の成果に関してはとてもシビアな環境と言えるでしょう。
また面接など選考においても、「日本で一年に送られる年賀状の数は何枚か?」などフェルミ推定と言われる、高い思考力を問う質問が行われます。
「日本で一年に送られる年賀状の数は何枚か?」難しそうに見えるフェルミ推定の解き方・考え方を知りたい方は以下の記事を参考にして下さい!
◆コンサルは仕事量が多く働き方がハード
コンサルはやはり激務と言われる業界です。プロジェクトが忙しければ残業や休日出勤も当たり前です。
仕事にまだ慣れてないときが最も大変ではないでしょうか。仕事と私生活のバランスを保つことは難しいでしょう。
◆プロジェクト型の仕事の進め方
既に話しているようにコンサルはプロジェクト型がほとんどで、クライアントの依頼で成り立っています。
長期的に1つのことに突き詰めたい方は、プロジェクトが終わったら解散してしまうコンサルの仕事に物足りなさを感じるかもしれません。
そういった方は自社製品を提供している企業に就職したほうがいいでしょう。
新卒でコンサル会社に入社するという選択肢も十分ありですし、スピード感持ってキャリアを積むにはいい業界だど思います。
ただ、他の企業と比べて働き方などがかなり特殊ではあります。自分の働く目的や志向、価値観などと摺り合せて考えて下さいね。