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◆就活をしていると避けて通れないグループディスカッション。役割は重要と聞きますが、どんな役割があるのか、自分の役割の決め方の対策まで解説していきます。
グループディスカッションで企業が見ていること
就活をしていると早々に選考の壁として立ちはだかるグループディスカッション。
役割は大事と聞きますが、グループディスカッションで企業はどんな評価をしているのでしょうか?
一般的には、
①チームでゴールに辿りつける推進力
②ゴールを導き出すまでのプロセスにおける論理的整合性と協調性
と言われています。
つまり、チームの協力関係が強く、論理的な議論が展開できて、ゴールにたどり着くことができたらば、企業はみなさんを評価するというのが真理です。
これらの評価ポイントを満たすために、必要なのが、「役割を決める」という手法です。
特に役割を決めずとも、評価点を満たせるのであれば不要なのですが、就活で初めて会い、それぞれの性格を知らず、時間内にGDをゴールに導くためには、役割を決めることは非常に便利な手法です。
多くの就活塾や教本が、役割を決めることを推奨しています。
だからこそ、本記事では役割の存在とその決め方のプロセスについて解説をしていきます。

グループディスカッションの役割を解説
グループディスカッションに必要とされる役割を解説していきます。
役割は大きく4つあります。
・司会(ファシリテーション)
・書記
・タイムキーパー
・意見出し
◆司会(ファシリテーション)
役割:一言でいうと、「推進役」になります。自ら発言しつつも、議論の進行の方向性やメンバーの意見をまとめて着実にゴールに推進させることを求められます。
また、アウトプットの発表時に、メインスピーカーとしての役割を担うことも多い役職です。
向いているタイプ:リーダー経験など、意思決定を多く重ねているタイプが向いていると言えます。
また自分の発言や司会の出来によって、GDの成果が左右されるため、チームの中でも大きな責任を担います。
グループディスカッションは非常に短い時間で多くの意思決定をしなければ、ゴールまで推進をさせることはできません。
ただし一方で、独裁的なリーダーシップを持つ方であったり、一人でなんでもやってしまうタイプは、我を出しすぎないように注意です。
あくまでチームの意見と議論を尊重することを重視し、ゴールに「導く」こと、これが司会の役割です。
◆書記
役割:議論や発言、意見をまとめ上げ、紙やホワイトボードに書き記し、残す役割です。
論理的に整理をし、議論を促進することを強く求められます。さらには議論の方向性をコントロールすることも可能になる役割です。
向いているタイプ:物事を論理的に整理することに長けている方が向いています。
共通認識を持つことができる唯一のツールを作る役割だからです。
議論の中で飛び交う意見を、グループのメンバー皆が同じ認識を持ち、論点をブラさないように整理整頓をしながら、可視化をする作業が求められます。
論理的思考と言語化能力に自信のある方は向いている役職と言えます。
◆タイムキーパー
役割:司会との連携を取りながら、時間内に物事を推進させていく役職です。
向いているタイプ:GDの制限時間内でゴールに向かうまでのロードマップを引くこと。そして具体的に時間設定を決めることが「想像できる」タイプが向いています。
時間配分を間違えた、もしくはあやふやだった場合、意見がまとまりきらずに議論が拡散する可能性が高くなります。
そして発表の質が低下し、GD辞退が失敗となり得ます。
そのため、時間配分を重視し、今この時間で何をすべきかを一番把握して置かなければいけない役職とも言えます。
ゴールまでの具体的な絵を描くことに長けている人は非常に向く役職です。
◆意見出し
役割:他の役職に就かないメンバー全員が該当します。議論の実行部隊です。この意見の質がゴールの質を左右します。
向いているタイプ:究極的に言えば、全員がこの発言・意見だしを実行できるようにしてするべきです。
ただし、この遊撃部隊として能力を磨けば、どの役割につく必要もない貴重なリードオフマンになることができます。
グループディスカッションにおける議論は論理整合性が一番重視されます。そのため、議論をリードするには、論理的な意見が日の目を見ることになります。
議論の全体感を常に把握しながら、高い質の意見を発言し続けることで、ゴールすらコントロールをすることができるようになります。

グループディスカッションの役割の決め方
グループディスカッションを始めるタイミングで役割が決まっていきます。
自然な流れで、役割が決まることも多いのですが、最後に1つおすすめな方法をお伝えします。
それは、自己紹介の時に、どんな役割に自分がつくことが多いか、もしくは向いてそうかを先に話してもらうことです。
これを先導できれば、グループディスカッションの貴重な時間を使わずに済みますし、初めからスムーズな議論が展開できるようになります。
場合によっては役割を超えつつ、チームメンバー全体でグループディスカッションを進めていただければと思います。