【 IT業界とは?】就活でよく見る、業界について解説します

 

インターンに参加するなど、就職活動が本格化しています。 業界研究や企業研究などを進めている学生も多いのではないでしょうか?その中でも今回はIT業界についての解説をします。

 

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就活で語られる、IT業界の定義は広すぎる?

そもそもITとは、どんな意味なのでしょうか?

 

ITとは、『Information Technology』の略で、日本語では、情報技術と言われることが多いようです。

 

IT業界は、通信業界と合わせて、IT・通信業界と語られることも多く、一般的にはインターネットがメインとなるサービスを提供している企業と、企業が社内的に使っているシステムを開発する企業(システムインテグレーター)などが、IT業界に含まれるようです。

 

メインとなるサービスに情報技術が使われている企業を一括りにして、IT業界と言っていることが多いようですね。

 

そのため、広告代理店の中にもIT系と呼ばれる広告代理店が存在していたり、ゲームや、小売・流通系企業の中にもIT系と呼ばれる企業が存在していたりします。

 

例えばAmazonは、ビジネス的には百貨店や、スーパーなどと近いことを行っていますが、ほとんどインターネット上でサービスが提供されています。

 

Amazonの競合として、扱われることの多い楽天も同様ですね。

 

このように考えていくと、就活で向き合うことになる業界というものの中でも、IT業界がかなり大きな存在であることが分かりますよね。

 

IT業界は、実は圧倒的売り手市場

IT業界は、今、圧倒的に売り手市場です。売り手市場とは、主に有効求人倍率が1倍以上のときに使われる言葉で、1人の求職者に対して、1つ以上の求人がある場合のことを指します。

 

IT業界の有効求人倍率は5.44倍(※1)で、全業界のなかでトップ。求人の数も、直近の7月から8月にかけてで2%上昇しており、継続して高い水準を維持しています。

 

これは、現在IoTや、AIなどに対して日系大手企業をはじめとする様々な企業が積極的に投資を行っているため、業界全体が伸びているのが大きな要因のようです。

 

就活生から大きな人気を誇る、総合商社においてIoT企業との業務提携をグローバルな規模で進めていたり、広告代理店は多くのデジタル系の代理店をM&A(企業合併/買収)しているなどIT業界に対して多くのニーズが集まっている結果、求人も増加しています。

 

IT業界は新卒と転職者の間で人気に大きな差?

ここまでIT業界についての定義と、企業側からみた、IT業界の求人の状況について説明してきました。

 

次は働く側から見たときのIT業界について、説明していきます。

 

実は、IT業界に関わる企業は新卒の就活生と、転職希望者の間で人気に大きな差があります。

 

就活生に人気な企業ランキングと、転職希望者に人気な企業ランキングを比較してみましょう!

 

2019年卒に人気な企業ランキング(総合)

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1位:日本航空(航空)

2位:伊藤忠商事(商社)

3位:全日空空輸(航空)

4位:三菱東京UFJ銀行(銀行)

5位:トヨタ自動車(自動車)

6位:三菱商事(商社)

7位:サントリーグループ(食品飲料)

8位:東京海上日動火災保険(保険)

9位:資生堂(消費財メーカー)

10位:東日本旅客鉄道(鉄道)

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※4

 

2018年 転職人気企業ランキング

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1位:トヨタ自動車(自動車)

2位:Google(IT)

3位:SONY(電機メーカー)

4位:全日本空輸(航空)

5位:楽天(IT)

6位:パナソニック(電機メーカー)

7位:ソフトバンク(通信/IT)

8位:Apple Japan(電機メーカー/IT)

9位:日本航空(JAL)

10位:Yahoo(IT)

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※5

 

このランキングを見てみると分かるように、就活生に対してはIT業界の人気は高くないものの、転職市場においては、IT業界の人気が高いことが分かるかと思います。

 

就職をして、働いてみると想像以上にIT業界が大きな影響を持っていることを理解するようになるからかもしれませんね。

 

全く、別の切り口に時価総額というものがあります。時価総額とは、企業が将来に渡って生み出すであろう利益がベースになる指標で、企業の価値を表す指標として使われています。

 

日本とアメリカの時価総額ランキングトップ10を比較してみましょう。

 

日本企業の時価総額ランキング(8月15日現在)

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1位:トヨタ自動車(自動車)

2位:NTTドコモ(通信/IT)

3位:ソフトバンク(通信/IT)

4位:NTT(通信)

5位:三菱東京UFJ(金融)

6位:KDDI(通信/IT)

7位:SONY(電機メーカー)

8位:キーエンス(精密メーカー)

9位:JT(食品飲料)

10位:三井住友FG(金融)

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アメリカ企業の時価総額ランキング(7月末現在)

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1位:Apple(電機メーカー/IT)

2位:Amazon(IT)

3位:Alphabet(IT)

4位:Microsoft(IT)

5位:Facebook(IT)

6位:バークシャー・ハサウェイ(金融)

7位:JPモルガン・チェース

8位:ジョンソン&ジョンソン(消費財)

9位:エクソン・モービル(資源)

10位:バンク・オブ・アメリカ(金融)

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上位5位を全てIT業界の企業が占めていますね。

 

AlphabetとはGoogle等のグループ会社を保有する持ち株会社です。実は、隣の国、中国でも似たような状況になっています。

 

中国企業の時価総額ランキング(7月末現在、5位まで)

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1位:アリババ・グループ・ホールディングス(IT)

2位:テンセント・ホールディングス(IT)

3位:中国工商銀行(金融)

4位:中国建設人口(金融)

5位:ペトロチャイナ(資源)

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ITと金融、資源が上位を占めていますね。ちなみに中国では5位のペトロチャイナの時価総額もトヨタより高い額です。

 

世界的にIT業界の重要度はますます高まっています。

実は、ITが関わらない企業はない?

IT業界といえば、ITが関わる業界だという印象が強いかと思いますが、実はどんな業界にもITは深く関わっています。

 

総合商社と広告代理店の例をあげましたが、それだけではなく世の中に存在するほとんどの企業がITと呼ばれるものを活用して、ビジネスを行っています。

 

例えば、セールスがクライアントとの関係を管理するために使うSFA(Sales Force Automation)や、CRM(Customer Relationship Managemen)と呼ばれるツールは3年前の2015年時点でさえ、約13%の企業に導入されており、今後の導入意向も合わせると、約40%にもなっていることから、今では約半数程度の企業が導入していると考えられます。(※2)

 

最近では、働き方改革の文脈において、業務効率をロボットの力であげていくRPA(Robotic Process Automation)という領域も2021年までに市場サイズが、毎年160%に成長すると予測されており、ますます複雑化するITが、ビジネス全体に関わりつつあります。(※3)

IT業界と一括りにせずにしっかりと企業を見極めよう!

IT業界と言っても、やっていることは本当にさまざま。

全部を一括りにすることなく、より細かく分けて考える必要があります。

 

IT業界をより細かく分けるためのフレームワークを2つ紹介します。

 

以下に沿って、業界分析や企業分析を行っていくことで、キャリアに対しての理解が深まることになるかと思います。

 

・ユーザーはtoBか、toCか

 

・ITと何が関わる業界か

 

toBかtoCかというのは、サービスを提供する顧客が

企業のような産業界か、一般消費者かという区別です。

※両方に対してサービス提供を行っている企業もあります。

 

前者では、先ほど例をあげたようなSFAのようなサービスや、RPAのようなサービスを提供している企業はこちらの分類に該当します。

 

toB向けにサービス提供をしている場合には、クライアントが産業界になるために、大規模な営業組織を持つことが多くなります。

 

さらにtoB向けのサービスの場合、バリューチェーンと呼ばれる、ビジネス活動の中でどの部分に対して、サービスを提供しているかという分類もできるはずです。

 

例えば、物流系のサービスを展開しているところがあったり、バックオフィス全般の効率化を行っているような事業会社があったり、SFAのように、営業、マーケティングの領域でサービス提供をしていたりします。

 

ただし、この、toB/toCの分け方を使うときには、企業規模を意識する必要があります。

 

企業の規模が大きくなってくると、事業ごとにtoBのか、toCなのかが分かれていきます。また、産業界と一般消費者のどちらに対してもサービス提供を行っている企業もあります。

 

例えば、Googleは、産業界に対してはサービスや、プロダクトをマーケティングで販促していくためのリスティング広告や、ディスプレイ広告と呼ばれる広告メニューを提供しており、一般消費者に対しては、インターネットの中からコンテンツを探し出すための大規模な検索機能や、Youtubeなどのサービスを提供しています。

 

企業が何から収益を得ているのかを考えることがとても重要ですね。

 

選考が進むと、志望動機を聞かれる機会も出てくるはずなので、その際には、自分の分析と合わせて、上記のように企業をきちんと見極めて準備しておきましょう。

就活生におすすめの、IT業界についての情報収集方法!

ここまでで、IT業界が、とても成長している業界で、かつ、規模の大きな業界であることは理解していただけたでしょうか?

 

一方で、そのためにIT業界についての情報収集は、至難の技。特に学業や、サークル活動などで忙しい学生にとっては、本当に大変な作業だと思います。

 

そこで今回は、そんな就活生におすすめな情報収集の方法を紹介します。おそらく、ほとんどの就活生がやっていないことだと思うのですが、より深い業界理解や、企業理解をしたいときにはぜひやってみてください!

 

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・Googleアラートを活用する

・RSSリーダーを活用する

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・Googleアラートを活用する

 

Googleアラートとは、Googleが提供しているツールで、アカウントを持っていればすぐに使うことができます。特定キーワードに関する情報を、Googleがまとめて通知してくれます。

 

使い方は以下の通りです。

 

・Googleアカウントにログインして、Googleアラートを開く

・気になるキーワードをGoogleアラートに登録する

・通知時間や、通知する情報の件数などを設定する

 

とても簡単なので、ぜひ活用してみることをおすすめします。

ちなみに、私は就職活動、スタートアップ、ベンチャーなどの情報をGoogleアラートで、効率的に収集しています。

 

タイトルと冒頭の説明文が表示されるので、時間がないときにはタイトルを確認するだけでも情報収集に役立つと思います。

 

・RSSリーダーを活用する

 

RSSとは、Really Simple Syndicationの略で、Webサイトの見出しやタイトルなどの更新情報を記述するフォーマットのことです。

 

特定サイトのRSSを自動で収集するツールを使うことで、複数サイトの最新情報を効率的に収集することができます。Googleアラートと並んで、とてもおすすめな情報収集ツールです。

 

使い方は以下の通りです。

 

・RSSリーダーをPCや、スマートフォンにダウンロードする

・特定のサイトをRSSリーダーに登録する

※おすすめのサイトがレコメンドされる場合もあります。

 

RSSリーダーはアプリストアなどで検索して、ダウンロードすることができます。おすすめはFeedlyというRSSリーダーです。

 

Googleアラートとの大きな違いはキーワードではなく、サイト単位で登録しておけること。そのため、より多くの情報を効率的に収集することができます。

 

IT業界の情報が流れてくるサイトはとても数多くあるので、まずはGoogleアラートを使って、特定のキーワードのニュースをしばらく確認したあとに、RSSリーダーに情報源を登録するのがおすすめです。

 

業界研究の方法については、違う記事でより詳しく書いたので、そちらも読んでみてください。

 

(タイトル+URLリンクを記載する)

[【決定版】就活の基礎 業界研究についての気になるあれこれ](https://en-courage.net/column/2378)

 

就活生が納得のいくキャリア選択をするためには、業界研究は重要。特にIT業界のように、定義が広い業界については細かな分類や、分解を行う必要があります。

 

今回あげた、注意点を元にしっかりと業界を把握して、就活本番に備えるようにしてくださいね。

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※1 パーソルキャリアが発表している

『転職求人倍率レポート(2018年7月)』より引用。

 

※2『他の企業はどれくらい導入している?SFA・CRMの導入率について – SFA Hacks – SFA徹底攻略!SFAの今を伝える』より引用

 

※3 ITRが発表している

『国内のRPA市場は2021年まで年平均59.3%と急激な成長、ITR調べ – 製品・サービス調査:日経 xTECH Active』より引用

 

※4 キャリタスが発表している

『〜就職希望企業ランキング:総合編〜』より引用

 

※5 DODAが発表している

『転職人気企業ランキング2018』より引用