【就活基礎知識】企業に「エントリーする」とは?

 

いざ就活を始めようと思っても、初めての就活ではわからないことが沢山あります。就活の年間スケジュールを見ても、「何となくわかるけど、具体的にはわからない」という語が見つかるのではないでしょうか。 そんな言葉の1つが「エントリー」。エントリーするとは何か聞かれて説明できる人は多くないのでは。そこで本記事では「エントリー」について解説していきます。

目次

  • 企業にエントリーするとは?
  • 企業にエントリーするとどうなる?
  • どの企業に、何社エントリーすべき?
  • いつエントリーすべき?
  • 多くの企業で必須の志望動機対策

企業にエントリーするとは?

就活で当たり前に使われているが意外とわかりづらいエントリー。企業にエントリーするとはなんでしょうか?エントリーとプレエントリーの2種類のエントリーがありますがどちらも定義としては、

「企業に対して興味がある、選考を受ける意思があると表明すること」

となります。ほとんどの企業では、オンライン上の企業採用ページにマイページを作成し、そこに出身大学や研究内容等自分の情報を登録するという形で行われます。

他にも、一般的ではないですが、エントリーシートを作成後印刷し、説明会で手渡しをしてエントリー完了という企業もあります。

企業に対する最初の意思表示であるエントリー。エントリーをするとどうなるのでしょうか?

企業にエントリーするとどうなる?

エントリーが完了すると、選考プロセスへの参加が可能になります。具体的には、

  • 会社資料が送付される
  • 最新の選考情報が送られる
  • 説明会の参加予約が可能になる
  • 筆記試験の参加やエントリーシートの提出が可能になる

といったことが企業によって行われます。テレビやネットニュースなどで耳にする「エントリーする」というワードですが、選考に参加する意思がある人に対して自社の情報を提供したり、次のステップを紹介したりするということですね。

では、就活をする際には、どれくらいの会社にエントリーするべきなのでしょうか?次に、何社に応募すべきか、どの企業に応募すべきかについて解説したいと思います。

どの企業にエントリーすべき?

結論から言うと、受けたいと思う企業全てにエントリーすべきです。エントリーは一番初めの選考ステップのため、これをしないと後の選考に参加することはできません。ですから、行きたい企業には必ずエントリーをしておきましょう。

関心のある企業のエントリーが気づいたら終わっていたなんてことも良く聞く話ですし、少数ではありますが、他企業とは異なりweb以外の手段でエントリーを受け付ける企業もあります。

志望企業から内定をもらうため、事前に下調べをし、確実にエントリーする必要があります。

また、志望度がそれほど高くない企業にもエントリーすることを薦めます。長丁場となる就活では様々な企業と出会うことになります。説明会への参加やOB訪問を行ううちに、未知の魅力を発見して興味を引かれるかもしれません。

実際、就活開始前それほど魅力的に感じていなかった企業にも興味を持つようになったと就活を終えた先輩の多くが述べています。そんな時にエントリーをしていれば内定獲得のチャンスがありますが、していなければ内定獲得の可能性はゼロ。

最初のステップであるエントリーで少しでも興味がある全ての企業にエントリーしておくと、志望企業や業界に変化があったときに対応が可能です。

以後の就活の可能性を広げるために、興味のある企業には積極的にエントリーしたいですね。次に、いつエントリーすべきか考えてみたいと思います。

企業へのエントリーはいつする?

エントリーは開始次第、すぐに行うべきです。理由は、先ほどから繰り返してはいますが、興味がある企業の選考へ確実に参加するため。3月1日からエントリーが始まり、徐々にエントリーできる企業が増えて行きます。

ということは、作成するエントリーシートの数も増え、忙しさも増して行くことになります。忙しくなってくるとついつい大事なことでも忘れてしまうものです。そういったことを避けるため、エントリーはすぐ行うべき。

また、先着順の説明会の場合、エントリーが遅いと席が埋まっていて参加ができないことも考えられます。申し込み忘れ等を避けて確実に選考フローへ乗るために、可能な限り早めにエントリーを済ませましょう。

ここまで、エントリーとは企業へ選考の参加意思を示すことであること、興味がある企業全てに早めにエントリーすべきことを確認しました。

ここで、エントリーに関連して気をつける必要があることを紹介しようと思います。それは、エントリーシートの志望動機対策です。これをエントリーが開始する3月までに終わらせておかないと、その後の就活で失敗する恐れがあります。

多くの企業で必須の志望動機対策

エントリー開始までに志望動機をかけるようにしておくことは非常に重要です。なぜならエントリーシートを作成する中で必ず書くことになるのに加え、準備に時間がかかるため。

インターンシップや留学等学生時代頑張ったことや挫折経験等他にも頻出テーマはありますが、志望動機はそれにも増して求める企業が多く、ほぼ必須です。必ず準備しなければなりません。

また、インターンシップの選考ではさほど詳細な志望動機を聞かない企業が多いため、詳しい志望動機を書く練習をしたことがある学生は多くないはずです。

短期間のインターンシップとは違い、これから長く働く学生を決める本選考ではインターンシップよりも細かく、論理的で筋の通った志望動機を求められます。

これは予想以上に作成が難しいです。加えて本選考では多くの企業に応募することになるので、何種類かの志望動機を作成しなければなりません。

このように、志望動機はほとんどの企業で求められるのに加え、本選考の志望動機作成は時間がかかります。

就活が本格化する3月からはエントリーシートの締め切りに追われて精神的に疲労しますし、連日開催される説明会に参加していくと、身体的にも疲弊します。忙しくなる3月までに書けるようにしておくと、今後の就活が楽になります。

企業エントリーとは、すべきこと

就職活動におけるエントリーとは「企業に選考参加への意思表明をすること」でした。これをしなければ選考に参加できず内定の可能性がゼロになるので、早めに、興味のある企業全てにエントリーすべきです。

エントリーに関連して知っておきたいのは志望動機を3月までに書けるようにしておくといいということ。事前に対策をすませて周りの就活生に差をつけましょう。