就活準備は何からやるべき?就活に必要不可欠な3つの準備

 

就活準備のHowtoを徹底解説

「初めての就活。準備をしたいけど何からしたらいいのかわからない…」そんな就活生も多いのではないでしょうか。悔いのない就職活動を進めるには、準備はとっても大切。

 

そこで就活が本格化する前にやっておくべき準備を、3つのポイントに分けてわかりやすく解説します!

 

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就活準備の第一歩は、自分と企業を知ること

就職活動の準備と言ったらまず「自分が何をやりたいのか(=自己分析)」と、「どんな仕事をしたいのか(=企業研究)」を理解することです。

 

就活の入り口であるここがしっかりできてないと、エントリーシートや面接がうまくいかなかったり、入社後に「思っていたのと違った」「こんなはずじゃなかった…」という状況に陥ってしまう可能性もあります。

 

就活するにあたって自分は何に関心があるのか、何が得意なのか、働き方の価値観とはなにか、など一度整理してみましょう。そしてどの業界、職種なら、活かせるのかすり合わせをしていきます。

 

<自己分析について>

「自己分析」とは、要は「自分を知る」ということ。

大学生活だけでなくもっと幼少期まで遡り、深掘りしていくことをおすすめします。

例えば

  • 小さい頃親や先生によく褒められていたことはなにか
  • 勉強や習い事、部活などはどんなやり方で頑張ってきたか、また頑張るモチベーションは何だったのか
  • 集団生活をする際にはどんな行動を取っていたか
  • クラスの委員会や文化祭ではどういう役回りをしていたか、それらをやっているとき何が楽しくて何が大変だと思ったか?

 

これらに加え、

  • 大学生活で頑張って来たことはなにか
  • 学校の授業以外で行った活動(サークルやアルバイト、留学、ボランティアなど)はなにか
  • その選択理由やどんな経験をしたのか
  • それら体験から得られたものはなにか

 

このように、幼少期から大学時代まで時系列を追って書き出してみると、あなたの強みや弱みが浮き彫りになってきます。些細なことでも書き出してみて下さい。

 

項目が多ければ多いほど自分自身について深く知れますよ。また、家族やお友達にも聞いてみて、色んな角度から自分を見つめ直してみて下さい。

 

<企業研究について>

自分の強み、弱み、能力などがわかって来たら、今度はそれらをどの業界、企業、職種なら活かせるのか企業研究を進めていきましょう。企業の具体的な仕事内容に理解を深めつつ、自分は「なぜその企業に就職したいのか? そこで何がしたいのか? 自分の長所や能力をどう活かせるのか?」ということを軸に、自分と仕事の接点を探してください。

 

進め方としては

 

●企業の情報を集める

  • 企業ホームページ
  • OB・OG訪問
  • 会社説明会
  • 企業情報が掲載されている書籍や業界地図

 

●企業の特徴を調べる

  • 企業情報…「企業理念」「設立年月日」「資本金」「本社・事業所の所在地」などといった基本情報
  • 事業内容…扱っている「商品」や「サービス」
  • 社内制度…「人事・教育制度」「休暇・休業制度」「福利厚生」など
  • 採用情報…「募集職種」「採用人数」「初任給」「選考プロセス」「応募・選考時提出書類」など

 

●同業界の他社との違い

  • 業態や取引先・販売先との違い…ビジネスの相手が「BtoB」なのか「CtoC」なのか、ここで把握しておくことをおすすめまた同じ業種でも、業態や領域が異なるところはどこか、企業同士で比較してみましょう。
  • 事業規模の違い…「売上高」「営業利益」「従業員人数」「資本金」など。売上高が分かればある程度、事業規模も見えてきます。
  • 資本構成の違い…企業内に資本関係があるのか、独立系なのか、また外資系なのかは、事業戦略や人事制度、風土、福利厚生などの違いが表れる傾向があります。

 

就活を円滑に進めていくために自己分析と企業研究はしっかり行いましょう。将来的に自分が経験したい仕事とその企業でできる仕事を結びつけていく、そんなイメージで準備を着実に進めることが重要です。

 

企業分析の方法についてもっと詳しく知りたい方は、以下の記事をご参考にしてみてください。

マニュアル就活からの脱却!『財務諸表で見る企業分析』

就活の準備として、自己PR・志望動機を作成しよう

ある程度自己分析・企業研究ができたら、次の準備は選考対策。

 

自分はどんな人間なのかアピールするために自己PR文とその企業に就職したい理由を伝える志望動機の作成準備に取り掛かりましょう。

 

<自己PR文のポイント>

「特に資格なんか持ってない」「表彰された経験がない」「(サークルやアルバイトで)役職を持ったことがない」という就活生も多いかと思いますが、自己PRとは採用担当の人に自分の人となりをわかってもらうためのもの。

 

特別なことを書く必要はありません。しっかり自己分析ができていれば、自己PRできることはたくさんあるはずです。

 

就活生は自分の良さが伝わる様に、効果的な自己PR文を作成方法を身につけ準備しておきましょう。では自己PR文を作成する際のポイントをお伝えします。

 

  • 1番最初に結論を書く

冒頭にもっともアピールしたいことを持ってくることでどんな内容を伝えたいのか採用担当者が一目見て理解することができます。

 

  • 具体的なエピソードを盛り込む

どんな経験をしてどんなことを学んだのか、具体的なエピソードを交えるイメージがしやすくなります。

また、失敗したことや挫折したことは一見マイナスポイントのように見えますが、どうのように努力し改善をしてきたのか、そこからどう成長できたのかを記載できれば、プラスのアピールポイントとなります。

 

  • 企業に貢献できることを入れる

具体的に上げてきたエピソードが仕事にどう活かせるか書いてみましょう。入社後、自分は会社どう貢献できるのか最後に伝えてみましょう。

 

趣味や特技など、自己PR欄以外も重要要素はあります。面接時の会話のきっかけにもなるので設定されている欄を埋めていき、積極的に自分をアピールしましょう。

 

<志望動機作成のポイント>

就活を行っていく上で避けては通れない志望動機。就活の要と言っても過言ではありません。採用担当者は志望動機から「自社についてどのぐらい知っているのか(本気度はどのくらいなのか)」「自社にあう人物化(社風や仕事への価値観があうか)」「入社後、活躍できるのか」などを知りたがっています。

 

自己PRなどは学生の個性が反映されるため、良し悪しの判断がつきづらいですが、志望動機はどれだけ準備し、本気度が高いのかがすぐにわかってしまいます。それらを踏まえて考えてみましょう。

 

  • 簡潔に企業のどの部分に魅力を感じたのかを伝える

自己PR文と同様、わかりやすく相手に伝えることが重要です。まずは志望した理由、その企業を魅力に感じているところはどこなのかを、完結に冒頭で伝えましょう。

 

  • 就職を希望した理由の根拠を説明する

理由・根拠をしっかり伝えることができれば説得力が一気に増します。自分が大切にしている仕事への価値観とその企業が大切にしている企業理念や社風がマッチしている部分を交えて書いてみましょう。そうすれば自分オリジナルの志望動機となります。

 

  • 入社後どう活躍できるのか最後にまとめる

入社したら自分はどんなことに役に立つことができるか、その企業にとって与えられる影響を書いてみましょう。企業側に一緒に働くイメージを持ってもらえることができますよ。

 

自己PR、志望動機を書く際に気をつけたいこと。

  • 手書きの場合は丁寧に

当たり前ですが、文字が傾いていたり、ガタついたりしているとそれだけで印象が悪くなってしまいます。平らなところでゆっくり丁寧に書きましょう。間違えた際は修正液や修正テープは使えません。心配な方は下書きをしてから書くこともおすすめです。

 

  • 適度な文字量にすること

伝えたいことがたくさんありすぎて、小さい字で詰め込むと、かえって読みづらく、読む気が失せてしまいます。文章は読みやすい字の大きさと量を意識して下さい。

 

空欄がありすぎるのもNGです。志望度が低いと見なされてしまいます。スペースの8割は埋めるように心がけましょう。

 

  • 自分の言葉で書く

人事担当者はいわば採用のプロです。どこからか借りてきた言葉は、すぐに気づかれてしまいます。自分なりの言葉、自分なりの表現を意識して下さい。

 

そのためにOBOG訪問などで生の声を収集してくることをおすすめします。

 

就活準備の結び、筆記試験と面接対策

<筆記試験>

就活が順調に進み選考の段階になったときのことも準備しておきましょう。最初は適正検査や筆記試験からスタートするところがほとんどです。

 

筆記試験の主流は「SPI」。大きく問題を分けると、語彙や文章読解力を問う「言語」、計算力や論理的思考能力を測る「非言語」、そして「性格適性」の3つの分類に分けられます。

 

ほとんどが中学校~高校1年生レベルですが、慣れてないと意外と時間がかかってしまい全然答えられなかったなんてことも。書籍やネットなどで問題を解くことができます。まずは、問題を解くことに慣れておきましょう。

 

また、企業によっては、一般常識テストを実施するところもあります。就活中は新聞を読み、政治や経済、世界情勢などをチェックし、すぐに答えられる様にしておきましょう。

 

<面接>

面接といっても様々な形式があります。「個人面接」、「集団面接」、「グループディスカッション」などが主にあります。

 

毎年多くの就活生が、「完璧に準備してきたのに、いざ面接すると、頭が真っ白になってしまう」なんてことを経験します。

 

面接では想定していなかった質問が飛んでくることもしょっちゅうです。こちらも筆記試験同様、ある程度場馴れをしておくことが必要です。

 

学校で行っている就活対策の模擬面接を活用したり、就活をすでに終えている先輩にお願いするのもいいかもしれません。また、多くの企業にエントリーし、就活中に面接に慣れていくことも一つの手です。

 

質問の傾向が見えてきますので、受け答えの仕方もわかってきます。「人前で話すのが苦手」「すぐにあがってしまう」という就活生は特に数をこなしていきましょう。

 

就活期間は思っている以上にあっという間進んでいきます。一生に一度しかない新卒の就活。いざ始まったときに慌てないようにしっかり準備しておきましょう。

 

不安に思っている就活生もいるかも知れませんが準備ができていれば、自信もつきます。無駄なく効率的に後悔のない就活を進めて下さいね。

 

 

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