面接落ちた?受かった?気になるアレコレを元人事に聞いてみた!

 

面接の感触。「たぶん、落ちた…」と思っていたら、受かったり、手応えありと感じても、その逆もまた然り。結構、面接の感覚ってあてにならないことが多いですよね。でも、志望度が高いほど、通知を待たされる期間ほど苦痛なものはありません。気休め程度にしかならないとはわかっていても、もし人事の仕草で面接の「受かった/落ちた」があったのなら…と思い、今回は、元人事の方に実際フラグってあるの?と率直な疑問をぶつけて見ました。

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面接官から受け取る手応えとは何なのか

「面接どうだった?」

 

「うーん、たぶん落ちた。でも結果を祈るしかないね。」

 

就活をしたことのある、もしくは就活をしている方であれば、誰もが一度はこのような会話をしたことがありますよね。

 

ただし、「落ちたかも」「受かったかも」という手応えとは裏腹に、どんでん返しの結果が出るなんてよくあることです。

 

では、何を基準として、手応えを感じているのでしょうか。

 

実際に何名かの就活生に、話を聞いてみると、
「面接官の反応、食いついた質問、面接時間の長さ、質問にスムーズに答えられた」
などの面接官とのやり取りの中から感じ手応えによって判断をしているのがほとんどでした。

 

でも、どんでん返しに合うように、どうやらこれらは本質的には相関がなさそうです。

 

本当に面接に受かった/落ちたのフラグは面接官から感じ取れるのか。

 

実際に、新卒採用の面接官を5年務めた元人事の方にインタビューをしてみました。

元人事が語る面接の受かった/落ちたフラグ

– 相馬さん(仮名)、さっそくですが、企業の面接官は面接において、合否のフラグは出しているのでしょうか?

 

相馬さん(以下、相馬):結論からいうと、出ちゃってます。というのが本音です。

 

さらにいえば、企業の採用担当はそれを感じ取らせないような面接をしたいというのもあります。

 

至極当たり前ですが、その場で合否は出せないからこそ、後日面接結果を通知するわけですから。

 

ただし、面接官の中では、面接中にすでに合否はほぼほぼ決まっています。

 

そのため、合格にしたい候補者とのそうでない候補者とのコミュニケーションは差異がどうしても生まれます。

 

この潜在的でも意図的でもやってしまっている行動から、学生の皆さんは面接の「受かった/落ちた」フラグを読み取ることができるのではないでしょうか。

 

– 面接官の行動から読み取れるということですね。具体的にはどのような行動に現れるのでしょうか。

 

相馬:まず、落ちたフラグになり得る面接官の行動からお話します。

 

不合格だと感じている候補者に対して、面接官の本音をぶっちゃけてしまうと、
「自社企業の心象を悪くせずに、早めに切り上げたい」というのが実情ではないでしょうか。

 

そのため、以下の行動が見られると思います。

 

・とある質問で面接官から深掘りされたがその回答後の反応が素っ気なかった。
・就活相談に乗ってもらってる感覚があり、あまり企業の訴求をされない。
・極端に面談予定時間より短い。
・面接中に次回の話を言い渡されない。

 

これらについて、より詳しく解説していきます。

 

・とある質問で面接官から深掘りされたがその回答後の反応が素っ気なかった。

 

深掘りの先に応答が続かない時は要注意です。

 

なぜ、これが不合格フラグになるかというと、
・期待された答えの方向性ではなかった。
・質疑応答ずれがあった。
ために、採用にふさわしくないと面接官が感じた時に起こす行動だからです。

 

面接官から深掘りの質問をされ、答えた後に、コメントをつけて反応をせずに、
「なるほど、ありがとうございました。」や「次の質問ですが、」などと、単に切られてしまった場合はフラグと言ってもよいかもしれません。

 

相手の興味を続けるような回答を行うことが重要であると言えます。

 

・就活相談に乗ってもらってる感覚があり、あまり企業の訴求をされない。

 

これは、合格したと思っていたのに、実は落ちているというパターンに多く見られるかと思います。

 

面接官は親身になって聞いてくれているという感覚を持つので、雰囲気も良いですし、会話も弾んでいるはずなので、合格と錯覚してしまいがちです。

 

ただし、採用担当の立場からすると、実態は「自社企業の心象を悪くしたくない」という心理であったり、「ウチの企業ではないけれど、せっかく時間を作って来てくれたので、何かしらこの時間に価値を感じてもらいたい」という思いから面接官が起こしている行動であると言えます。

 

良い雰囲気で話せているからといって、自社企業の魅力を伝えて来ないと感じた時は要注意です。

 

・極端に面談予定時間より短い。

 

時間が短いからといって、必ずしもそれが不合格フラグというわけではないのですが、この点も要注意です。

 

面接官は採用をしたい候補者に多くの時間を投下していきたいので、不合格と早々に判断をした場合は、形式的な質問だけ確認をし、すぐに見切りを立てている可能性があります。

 

ただし、非常に多くの候補者を段階的に選考をする場合は、面接時に見ているポイントが少ないパターンがあることを注意してください。
特に、人気企業や大手に多い傾向なのですが、合格ラインさえ見極めができればよいので、それができた途端に早々に切り上げられる可能性もあります。

 

面接時間が少ないからといって、不合格フラグが必ずしもあるという状態ではないのですが、これも他と同様に質問の反応に素っ気なく、時間が短い場合は注意をしておいた方がよい点であると言えます。

 

・面接中に次回の話を言い渡されない。

 

これは採用したいと思っている合格者に対しての面接官の行動と逆の心理から言える不合格フラグとなります。

 

合格者であれば、次回の選考について頭出しをし、よそに行ったり、候補者自ら、勝手に諦めないように、
次もある臭いをさせていきます。

 

ただし、これはその選考を担当した面接官から言い渡されているかどうかが重要です。
高次選考になれば、リクルーターやリクルーター的役割を担う採用担当者が、選考結果を知らされずに、次回の話をすることはよくあることです。

 

だからこそ面接官から次回の話を言い渡されない時は要注意であると言えます。

 

不合格フラグについてこんなところでしょうか。

 

次に、合格フラグもあるので、こちらについて解説していきます。

 

こちらは、思いつくところでいうと、一つくらいでしょうか。

 

それは、「共通言語を取りに行く」ということです。

 

採用をしたい候補者に対しては、より企業が魅力的に映るように、まずは面接官が共感を取りにいきます。

 

具体的には、アイスブレイクが終わり、学生時代頑張ったこと、将来の夢などの質問に回答した後に、
すかさず、面接官が「わかる、わかる!私も〜」と共感したコメントを返して来た時は合格フラグに近いと言えます。

 

さらに言えば、この共感の言葉の延長線上に自社企業の話を加えて魅力を伝えて来た時。これはほぼ採用したいという心理の現れだと言って間違いないと思います。

 

ただ、基本的には合格フラグを明確に出したくない企業が大半なので、これらが見られるのは非常に稀かもしれません。

 

そして、最後にひとつおまけもお伝えしておきます。

 

不合格フラグの際に、「面接中に次回の話を言い渡されない。」という話を出しましたが、次回の話をされてもこれだけは注意というものを挙げておきます。

 

それは、「他の社員にも会ってみる?」という一言です。

 

この時の面接官の心理は両極の二つに分かれます。

 

一つは、「今回、見極められません。そのため、別の人に再面接を行っていただいて、その人に合否を託したい。」
もう一つは、「どうにか、貴方を採用したいので、ご足労をおかけして申し訳ないですが、他の人と面接をぜひして欲しい。」

 

つまりは、保留か合格の二極です。

 

いずれにせよ、不合格ではないので、最悪のケースを想定して、次回も気合いを入れて参加をした方が身のためかと思います。

 

– 相馬さん、本日は誠にありがとうございました。

落ちたフラグが発生したらすべきこと

面接時に採用担当から、不合格フラグを感じ取った時にすべきことを最後に解説していきます。

 

ここまで解説しておいて身も蓋もないことを言ってしまうと、不合格フラグが出たからといって、100%面接に落ちているとも限りません。

 

まずは落ち着いて残りの面接時間を過ごすことを考え、挽回の手立てを取って行く他ありません。

 

そのため、採用担当が面接で不合格にするということはどういった時なのかを検証していきましょう。

 

これは大きく2段階あると考えます。

 

1段階目は最低限の足切り基準を満たしていないこと

2段階目は企業の採用基準にフィットしていないこと

 

となります。

 

1段階目で採用担当者が面接みていることは、

・人間性に不備がないか

・能力が劣っていないか

の二つがあると言えます。

 

「人間性に不備がないか」というのは、最低限の身だしなみであったり、協調性のない言動が捉えられたり、
「万人受けのしない素養」を面接の場に持っていっていないかという視点になります。

 

そもそもこれを犯してしまっては、面接で不合格になることは必至です。

 

そして、「次に能力が劣っていないか」。ここは重要なチェックポイントです。

 

多くは質問と答えが成立していないケースです。

 

深掘りをされても、素っ気ない態度を面接時に取られてしまったら、一度、自分の回答が質問に適していたのかを考えましょう。

ただし、面接時はコミュニケーションの連続なので、振り返る時間はその場では余裕がありません。

 

そのため、次の質問の際に、その質問の意味をしっかりと吟味する必要があります。

 

面接の場では、回答に時間がかかることや、逆質問をすること自体にマイナス評価はつきません。

 

落ち着いて回答をすることを心がけてください。

 

さらに2段階目です。「企業の採用基準にフィットしていないこと」。

 

これは、能力の良し悪しではなく、面接で期待された答えを返せていない可能性があります。

 

どんな回答を好みそうか、今一度吟味をする必要があります。

 

面接の場に出ては手遅れになることも多いので、次回は企業が求める要件や方向性を調査し、仮説を立てて望んでください。

 

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