僕が外資コンサルに行かなかった理由

 

例年、就活生に人気な外資系コンサルティングファーム。今回は、そんな人気業界のジョブに参加したものの、本選考でコンサルを志望しなかった三辻さん(仮名)に、そのワケを聞きました。

 

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コンサルか事業会社か

-三辻さん、今日はよろしくお願いします。はじめに、三辻さんはどういった企業のインターンに参加したのか教えてください。

 

三辻さん(以下、三辻):サマーインターンとオータムインターン合わせて12社ほど参加しました。業界としてはざっくりコンサル、メガベンチャー含むベンチャー、日系大手という感じで就活をしていました。

 

つまりコンサルと事業会社の両方ですね。

 

コンサルについては大手外資系コンサルティングファームのジョブに全部で3社参加しましたね。

 

-結構たくさん参加されてますが、当初の就活の軸はどういうものだったのでしょうか?

 

三辻:就活を開始したのは3年生の6月で、最初は特に軸というものはなく、有名な企業やぼんやりと興味のある業界のサマーインターンに応募していました。なので、就活生に人気なコンサル業界を検討していたのも主にこの時期になりますね。

 

コンサル以外だと、当時ベンチャーの合同選考会によく足を運んでいて、ベンチャー特有の社風だったり、熱量だったり、社員の雰囲気だったりが単純に自分に合いそうだと思ったので、ベンチャーも見ていました。

 

-実際に外資コンサルのジョブに参加してみてどういう印象を持ちましたか?

 

三辻:ジョブに参加するまでは、コンサルには頭の切れる人が多くて、成果主義で、よく働くという印象を持っていましたが、参加してみてその印象が変わることはなかったなと思います。

 

ただ、最初に参加したファームの社員さんはとても生き生き働いていて、社員同士の仲の良さが滲み出ていたので、当初想定していたよりも「競争環境がすごくてサバサバした雰囲気ではないのかな」と好印象を受けました。

事業サイドに回りたい

-ではなぜ、本選考で外資コンサルを受けないという選択に踏み切ったのでしょうか?

 

三辻:簡単に言うと、自分は結局「事業を創る側に回った方がワクワクしそう」と感じたからです。

 

コンサルの選考過程やジョブ、またジョブ後も継続的に社会人の方の話を積極的に聞くようにしていました。現役コンサル社員の方も、コンサルから事業会社に行った方もそれぞれ15人ずつくらいは会いましたね。

 

-具体的にどういうところで、三辻さんは「事業を創る側に回る」方が向いていると感じたのでしょう?

 

三辻:コンサルというキャリアは非常に魅力的ではあるなと思います。

 

人は、最初に入った会社での経験がその後のキャリアにおいてスタンダードになるという話を聞いたことがありますが、その点でいえば、論理的思考力や交渉力、資料作成力を徹底的に鍛えられるコンサルはある意味素晴らしい選択だと思います。

 

ただやはり、よく言われていることではありますが、事業会社で事業を創る経験をしっかり積んだ後でコンサルに入った方が自分にとってはしっくりくるなと感じました。

 

別に新卒でコンサルに入ったからといって事業会社に対して適切なコンサルティングができないとは思っていません。最近だとハンズオンでどっぷりクライアントと一緒に仕事するといった関わり方に力を入れているファームも多いと思います。なので、一概にこの意見は正しいとは思いません。

 

ただ順序として事業会社を経験してからコンサルにいく方が、もしコンサルというキャリアを選択するなら説得力があるなと思ったというだけですね(笑)

 

-要は、順序の問題であると。

 

三辻:はい。それに加えて、どこかで他責にしてしまう自分を作りたくないなという思いもありました。

 

僕は最終的に小さい規模のベンチャーに行くことに決めたのですが、そこでは、良くも悪くも「会社の問題は自分の問題だし、自分の問題はそのまま会社の問題」になっちゃうんです。

 

そういう環境なら嫌でも自分事化できますし、言い訳できないじゃないですか(笑)

 

-たしかにその通りですね。他に、社会人の方の話で印象に残っている話はありますか?

 

三辻:これは現役社員の方も事業会社に転職された方も仰っていたことですが、「コンサルは時として、クライアントから提示された範囲外でコンサルティングを行うことができない」という旨の話です。

 

これはつまり、クライアントの経営上の課題が「提示された範囲外に」存在することが発覚した場合、そこに対して課題解決を試みることができないことを意味しています。

 

自分の性格上、本質主義・効率主義といったところが強いので、この話を聞いたときに、自分としてはコンサルは向いてない可能性が高いなと感じましたね。

 

-なるほど。そういった経緯でコンサルを受けなかったということなんですね。

 

三辻:一応の理由としては、上で述べたような内容なんですが、とはいえ一緒に働く人の雰囲気で判断した側面も大きかったですね。

 

言葉にするのは難しいところもありますが、一緒に働きたいと思える人が事業会社に多かったというだけの話です。

 

論理と直感のバランスが絶妙というか。もちろん、何事も論理的かどどうかという軸だけで意思決定するのがコンサルというわけではないですが、熱意であったり、面白そうという直感であったりの価値観も大事にしている人と一緒にいる方が、自分はわくわくできるなと思いました。

 

-では最後に就活生に向けてひとことお願いします!

 

三辻:コンサルタントという職種は、高給で、頭が良くて、仕事がよく出来るというイメージが伴うとてもかっこいい職種だと思います。就活生から人気なのも頷けます。比較検討の候補に入れる最初の段階は、それくらいのきっかけでいいと思います。

 

ただ、将来なりたい姿とかやりたいことから逆算した時に、しっかりと自分で納得感を持てる意思決定をすることが大切です。そのためには、なるべく自分で情報を取りに行って、自分の目で確かめて、その上で判断する必要があります。

 

ネットや本から拾い集めた仮説は、自ら積極的に検証しにいくことが大事なので、とにかく頭でっかちにだけはならないようにしましょう。

 

-三辻さん、今日はありがとうございました。今後の活躍を期待しています!

 

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内定者就活レポート