OB訪問100人以上!内定者が語るOB訪問のメリットと社会人にするべき質問とは?

 

100回以上OB訪問をした有名私立大学4年の成田さん。多数のOB訪問を経て得たOB訪問のメリットと社会人にするべき質問5つとは?

-最初に、成田さんがどういった企業に就職するのか教えてください

 

 

成田さん(以下、成田):独立行政法人の大手デベロッパーに就職します。この会社は、他の民間デベロッパーと違って、地方の都市開発に力を入れている会社です。被災地の復興やニュータウン開発などの大規模かつ誰かがやらなくてはならない、社会貢献性の高い仕事をできることが、内定を承諾する決め手となりました。

 

 

-成田さんはどんな就職活動を行っていたのでしょうか?

 

 

成田:元々テレビ局のアナウンサーになりたかったので、大学3年生の4月からアナウンサー一本で就職活動を始めました。10月になって、アナウンサーの存在価値を考え始め、色んな民放局のアナウンサーの方にOB訪問をしました。その際に、自分がアナウンサーとしてやりたいことは民放ではできないと判断し、報道に一番力を入れている一つの局だけ受けて他の民間企業を見始めることを決意しました。

 

 

そのときは損害保険の会社や商社、デベロッパーなど色々な業界を見ました。

 

 

-では、成田さんの就活の軸はどういったものだったのでしょうか?

 

 

 

成田:大学3年生の3月に就活解禁したとき、定めていた軸は①世のため人のための仕事②人間力で勝負できる会社でしたが、最終的に、大学4年生の6月には①世のため人のため自分のための仕事②年収が高い会社③自分の市場価値を高められる会社に行くことに変化しました。

 

 

-軸はどのような経緯で変化したのですか?

 

 

成田:大学3年生の3月に大切な人と別れ、自分のことを顧みる機会がありました。その時に夢に向かって猪突猛進するばかりで、自分を支えてくれる人や環境などを築いてこなかったことに気づきました。結果を残してきても、振り返れば一人ぼっち。そんな孤独感を覚えました。

 

そのため、社会人になったら築いていくであろう家族や友人、コミュニティーも大事にできる会社に行こうと思うようになりました。そうしたら、①の軸が「世のため人のため」に1つ加わり、世のため人のため、自分のための仕事と変わりました。②年収が高い会社も③自分の市場価値を高められる会社も、そうした環境を築いていくために必要な軸と考えたことによります。

 

 

-成田さんはOB訪問をたくさんしていたようですが、どのように行っていましたか?

 

 

成田:まず自分に近しい存在からOB訪問をしました。ゼミやサークルの先輩とご飯を食べながら話す形で。そこから知り合いを紹介してもらったり社員を紹介してもらったり、あとは大学のキャリアセンターや就活アプリも利用して、最終的には100人ほどにOB訪問しました。

 

 

-OB訪問で会った社会人にどんなことを聞きましたか?

 

 

成田:会社に入った人がどういった人なのか興味があったので、その人自体が就活生のときにどういう軸を持っていたのか、どういうことに興味を持っていたのかなど、それこそインタビュー取材する形でOB訪問をしていました。

 

 

-多くの社会人とお話しする機会のあった成田さんですが、OB訪問をしてよかった社会人の特徴はありますか?

 

 

成田:自分の会社に対して不満を表せる人、マイナス面を中心に話してくれる人は貴重ですね。マイナスな面があってこその真実だと思うので。就活生にネガティブな面を隠す会社よりも、本音で話してくれる社員がいる会社に行きたいと思いました。

 

又、自分と価値観の似ているOBの方も大切にした方がいいです。自分と価値観が似ていることで共感しやすく、そのOBの方が紹介してくれた方も価値観が似ていることが多いからです。

 

 

-社会人に話を聞くのと、自己分析は何が違うと思いますか?

 

 

成田:自己分析では自分自身がやりたいことを明確にし、社会人に実際に話を聞くことで本当に自分のやりたいことができるのかを照らし合わせていました。同じように就活を経験したOBの方が僕の言葉を掘り下げてくれるので、自分のやりたいことや価値観・判断軸がより具現化され、相手に伝わるような明確な「言葉」になり自分の中に腑に落ちやすかったです。

 

自己分析を自分だけでやっていてもどうしても主観的な要素が含まれます。他人から見た自分は何をやりたそうなのか?どう見えているのか?何に価値観を抱いてそうなのか?その客観的な視点を提供してくれるのがOB訪問だと思っていますし、自己分析に通ずるところなのかと思います。

 

-社会人にしてよかった質問を5つ、理由も併せてお願いします!

 

 

成田:まずは、「入社してギャップを感じたこと」です。企業や組織が大きすぎた場合、やりがいがなかったり、仕事が細分化されすぎていて、自分のやっていることが何の役に立つのかが可視できず自分の社内における存在意義を見失うことがあるそうです。

 

憧れの企業に内定を貰った就活生は、入社まで妄信してしまいがちです。実際に入社した社会人が感じたギャップを聞くことで、地に足をついた会社選びができるかと思います。

 

 

つぎに、これは商社に関してのみですが、「商社ならではの人間力とは?」です。

自分の回答と照らし合わせて調整し、面接で差別化を図りました。

 

また、「自分の給料は多いと思うか、少ないと思うか」

この質問に関しては、データが絶対に正しいとは思っていなかったし、家族をお金の面で苦労させたくないという気持ちから年収が高いことを自分の軸に加えたことによります。社会人がどういった生活をしているのか、具体的には大型テレビや車を買うに至る年月などを聞くと生活をわかりやすくイメージ出来て良かったです。

 

 

そして、「離職率の高さとその理由」も聞きました。

離職率の高さと併せて、離職の要因はプラス面が大きいか、マイナス面が大きいかを聞くとより会社の本質を見抜けると思いました。

 

 

最後は、「社員が就活していたときのキャリアプラン」です。

10年後何をしたいか等、自分のキャリアプランは面接で聞かれることがあるので、考えておきたかったからです。そして一応答えられる形にして用意はしていました。ただ個人的な意見としてはキャリアプランは一応築くものの、それほどこだわりはないです。何故なら配属リスクはつきものですし、どうしようもないからです。しかしどんな環境であれ、意外なところから芽が開き、なんらかのプロフェッショナルになるかもしれません。だから理想のキャリアプランを描きつつも、目の前の事に全力で取り組む意識が大切だと思います。

 

 

-最後に、就活生に向けてアドバイスをお願いします!

 

 

成田:自分を主語にした就活をしてほしいです!自分のやりたいことを主軸に、会社を選んでやるぞといった心持ちで。やりたいことは自己分析でブラッシュアップして、そのやりたいことが本当にできるのかどうかを確認するためにOB訪問を利用すると良いと思います。

 

 

-就活生のみなさんも、社会人の話を聞くことの重要性について分かっていただけましたか?

 

本選考の時期までに、たくさんの現役社員に会う機会を大切にしてほしいと思います。

 

成田さん、ありがとうございました!