地方からの就活は本当に不利なのか。

 

現在、いわゆる「地方大学」に通いながら、就職活動は東京をはじめとする都市で行いたいと考えている学生のみなさん。就職活動の時期が近づくにつれ、「地方からの就職活動には東京と比べ格差があり、不利らしい」という噂を耳にしたことがありませんか。もしくは実際の経験からそう感じた人もいるかもしれません。実は、筆者も北海道の大学に通っており、いつも飛行機に乗って東京で就職活動を行っていました。 筆者も、地方と東京の就職活動における何らかの「違い」は感じていました。 しかし、「不利か否かはその人の考え方次第」であると就職活動を終えた今は考えています。 就職活動の中で、東京とは異なる状況にあるからこそ、発揮できたものがあったと感じる経験が多くあったからです。 今回はそんな経験の中でも、筆者が大学3年次に初めて参加した東京でのサマーインターンシップの話をします。インターンに慣れていない筆者はインターンに慣れした東京の学生に囲まれてしまいました。

インターン初日。議論についていけない。

筆者が参加したインターンは、全5日間のグループワーク形式でした。1日目に班分けし、どーんと大きなお題が与えられ、最終日のプレゼンに向け各班でひたすら準備を進めるというものです。

そこで初日に目にしたのは、インターン慣れし、スルスル議論を進める東京の学生でした。

私の班は、筆者以外は東京の大学生で、インターン経験豊富だったのですが、彼らは席につくなりいきなり「アジェンダ決めようか」と、話し始めました。

「あじぇんだ…」とぽかんとなっていると、次は「まずはPDCA回してみようか」と言われ、よくわからなかったので、「何それ」と聞きまくっていました。

どうやら彼らの中では共通の議論の枠組みがあるらしく、スルスルと慣れた口調で組み立てられる議論に置いてきぼりでした。

「みんなすごいね」と筆者が言うと、「よくインターンではこうやっているよ」と言われてしまいました。

インターン2,3日目 慣れていない自分こその視点があった

2日目も初日と同様、筆者は他のメンバーの速い議論についていけず、悶々としていました。

しかし、悔しかったので、「自分にもできることがあるはずだ」と、一旦彼らの議論を純粋に聞いてみることにしました。

すると意味のない議論が多いことに気づきました。

つまり、枠組みを立てるもその中で完結し、実は議論が目指すものに対しあまり前に進んでいないという状況に陥っていたのです。

筆者は、「慣れ」があったゆえに、疑問なく経験に従って議論を進めていた部分が大きかったと思います。このことに気づいた筆者は、何も考えずに枠組みに沿おうとせず、議論の目的や意味をちゃんと考え直すよう班に促しました。

迎えた最終日。そこでの結果は…

そんなこんなで最終日を迎えたのですが、気づくと筆者が一番意見を言っており、リーダーになっていました。

発表を終え、ずっと班についてくれていた社員の方に評価をもらったのですが、なんと、筆者は班内で評価が最も高かったのでした。社員の方に、班内で最も議論の先を追えていたと評価してもらえました。筆者は慣れていない分、一つ一つが当たり前でなく、意味を考えることができたり、疑うことができたりしたため、結果、インターンで他のメンバーにはできない貢献ができたのではないかと思います。

この話はあくまで筆者の経験則からであり、主観があり、すべてではないと思います。
ただ、地方は東京に比べ、就職活動に関する情報や機会が少ないため、就活において「慣れていない」状況が作り出されやすくなると思います。

「慣れていない」ことは必ずしも不利なことではなく、だからこそ、見つけられるものがあるのだと思います。