「学生時代が普通」な就活生必見!選考突破率を向上させる3つのコツ。

 

ESや面接で必須項目ともいえる「学生時代頑張ったこと」。いざ書き始めてみると、サークル、バイト、ゼミ、と誰でも経験しているような「普通の」エピソードしか持っていないことに焦りを感じた方も多いのではないでしょうか。そこで今回は「テニスサークルの副代表、バイトは塾講師、ゼミで共同論文執筆」と普通のエピソードしか持ち合わせていなかった筆者自身の経験も踏まえつつ、普通の経験しかない学生でも選考に突破するために工夫すべき点をまとめてみました。

「普通のサークルの話」では印象に残らない

 

実際、学生時代にがんばった事としてサークル・バイト・ゼミは本当に多くの学生が題材にします。例えば5人1組の集団面接の際には2人がサークルの代表、2人が塾講師、1人がゼミ活動、というように上記3つのテーマだけで1組が構成されていたなんてこともありました。面接を受け始めると、本当にサークルの代表や塾講師は日本にたくさんいるんだなぁと実感します。

面接官も1日に数十人~数百人の学生を面接するので、「あぁ。またテニスサークルの代表の話ね」となってしまうと、面接官に残る印象は薄くなりがちです。

 

 

情報を一段階具体的にする

「全国1位になりました」「学生団体を立ち上げました」などの、目を引くような実績がなくても面接官の印象に残るようにする1つの方法が、前提・着眼点・解決策の具体化による差別化です。

例えば、塾講師のエピソードの場合

・個別指導の塾講師をしていた。(前提)

・生徒に宿題を出しても、やってこないことや生徒との距離感が問題だと感じた(課題)

・生徒に応じた宿題の出し方を考えたり、生徒との距離を縮めるために、授業以外の時間にプライベートな会話をしたりして自分に懐いてもらうようにした(解決策)

このパターンのES・面接は、嫌というほど目にしてきました。筆者も塾講師をしているのでわかるのですが、生徒にオーダーメイドの宿題を与えることや生徒との距離を縮めるのは塾講師として当たり前のことです。塾講師をやっている人間であれば、誰もが気づくようなことを述べても「あなたらしさ」など出るはずがありませんよね。

そこで、以下のように修正してみるとどうでしょうか。

・勤めていた塾は学校の成績が下位30%の子が通う「駆け込み寺」のような塾だった(前提の具体化)

・生徒の成績が伸びない問題点として、宿題をやってこない等の演習量の不足や教師との距離感が原因で生徒が指導を受け入れないということが挙げられたが、そもそも

①学習の方法がわかっていない

②学習の計画が立てられない

の2点が演習量における根本的な課題だと考えた。さらに、生徒との距離感も「先生は自分たちの何が問題なのかを本当に理解してくれていない」という不信感からくるものだと考えた。(課題の深堀による着眼点の具体化)

①ただ「○○の問題集をやればいい」というのではなく、ノートのまとめ方からその問題集で間違えたところを可視化するためのチェックの付け方など、「自分にとっては当たり前でも生徒にとっては当たり前ではない部分」を意識してアドバイスを行った。

②1週間分の宿題という形で出すのではなく、1週間のうち「1日何をどれだけやるのか」ということを記したスケジュール表を用いて宿題を出し、毎日の継続的な学習を促すようにした。(解決策の具体化)

というようにそれぞれの情報を一段階具体的にするだけでも随分と印象が変わります。非常に観察力と分析力に長けていて、打ち手を仕立てる力を持っていることも伝わるのではないでしょうか。「普通の」エピソードで選考に臨まれる方は改めて情報を一段階掘り下げることを意識してみてください。

 

 

大学時代の経験だけで勝負しない

面接では、大学時代のエピソードだけでアピールしないという方法もあります。1次面接など、1人あたりの持ち時間が少ない集団面接では使いにくいですが、個人面接で30分以上時間を与えられている場合は有効な方法です。

そもそも学生時代の経験は自分をアピールするための1つの道具でしかありません。ですから何も大学時代の経験のみで自分を見せようとする必要性は全くありません。

大学時代の経験があまり厚みのあるものではないなと感じているなら、自分の他の過去体験に面接官を誘導することで、自分を深掘ってもらえばよいのです。

例えば、大学時代の経験を話す際には

「実はテニスサークルの活動なのですが、高校のときの経験があって大学でもテニスを続けようと思ったんですよね・・・」

というように面接官が聞いてみたいと思うような「フック」を話の中に織り交ぜてみましょう。こうすることで面接官は「高校時代の経験も聞かせて」というように質問をしてくれます。

これは、「最終的に自分の〇〇という部分を面接では伝えきる」というゴールを自分で持っておくことが前提になります。そのゴールに到達するためには、どのエピソードを聞いてもらえると良いのかという順序を考えておくとよいでしょう。

筆者は、自分の中での面接のゴール像と、それに至るまでの過程をある程度イメージして面接に臨むようにしたところ、ほとんどの選考において最終面接までは落ちなくなりました。

 

 

外見や態度に人一倍気をつかう

最後は、外見や態度に気を使うということです。いくら見栄えの良いエピソードを持った学生であっても、姿勢が悪い・目線が合わないなど相手が不快に思うような態度をとっていれば印象が悪くなるのは当たり前です。

逆にいえば、普通のエピソードしか持っていない学生であっても、姿勢が良い・外見が清潔・目をそらさないなど相手にとって心地よい存在であれば総合的な評価は高くなります。

面接はあくまでも「会話」です。しかも基本的には「初対面の人同士の会話」です。お互いが気持ちよくコミュニケーションをとるための環境を作れるかどうかが大事な要素になります。

エピソードに自信がないなら、誰よりも目を離さずに会話することを心がける、など気持ちの良いコミュニケーションを取れるように意識してみてください。

 

選考突破率を上げるためには、とにかく試行錯誤を繰り返し自分の勝ちパターンを作り上げることが大切です。是非ともこれらのことを意識して選考に臨んでみてください。