【2016年度 京都支部】遠藤 竜太

 

何か新しい価値を作り出す人材になりたい

――遠藤さんは就活をする中で描いたご自身の将来像はどのようなものでしたか。

遠藤:就活の時には、将来、事業創造人材になるということです。事業を創り出し、世の中に新しい価値を0から生み出すことです。

このように思うようになったきっかけは中学校の時に、ハマったオンラインゲームにあるように思います。ただただ平凡な中学生である私が、オンラインゲームのおかげで、全世界の人とつながることができる。中学生ですから、当時のリアルのコミュニティは狭く、そのオンラインゲームの世界で広がる世界の広さに感動を覚えました。そのコミュニティを「作り出す人」や「それを作りだすこと」に興味がわき、どことなく惹かれていたのかもしてませんね。

――小さい時から、何か新しい価値を作り出すことに惹かれていたんですね。

遠藤:そうなんです。その新しい価値のわかりやすい形として、モノづくりをしたいと思い、大学でも工学部に入りました。その選択には、納得感があって。自分の中では、しっくり来てたし、何なら研究者になることも前向きに検討するほどでしたね。

技術中心の会社、FreakOutで価値創造人材に

――ところが、一転して文系就職を選んだんですね。それはどうしてなんでしょうか。

遠藤:端的に言うと、研究者になるのは自分の性に合わないと感じたからですね。

もともとは研究者になろうと思っていましたが、研究者になる人って、科学的な興味が強くて、知的好奇心が強い人が多いなって気づいた。その好奇心を突き詰めた先に新しいものを発見する。

一方、私はそれを作ってどうなるのとか、技術を応用的したものへの興味が強かったんです。

そこで、「自分の特性に合ったところで新しいものを作りたいな」と考え、自分は技術が好きなので、IT系がいいだろうと。ITは、技術の発展のスピードが速くて、特にITベンチャーは新しいものを作れるチャンスが多いと感じていました。

また、実際に、理系の院生で、文系就職して事業を作っているロールモデルを多く見て、「これだな」と感じましたね。

――そんな中、新しい価値を創造する人材になるためにFreakOutに決められたんですね。具体的にどのようなところに惹かれたのでしょうか。

遠藤:会社として、新規事業をどんどんやっていくフェーズだということも理由の一つなのですが、その中でも、技術中心の会社であることも大きな理由の一つです。

というのも、やはり理系出身ということもあり、「できないこと」が技術によって、「できるようになる」ということの方が好きなんです。

技術で新たな価値を創造することができるので、再現性があるし、その仕組みが説明可能なところが自分にぴったりだと感じています。

新卒就活市場を変えられるかもしれないというワクワク感が楽しい

――遠藤さんがエンカレッジで活動する理由はどのようなものなんでしょうか。

遠藤:理由は、大きく2つあります。1つは、エンカレッジが、新卒就活支援の市場をひっくり返す可能性を秘めていて、ワクワクするからですね。

――新卒の就活の市場ですか。難しい話ですね。そもそも新卒就活支援のビジネスがどのようなものなのか教えていただけますか。

遠藤:わかりました。ではまず、新卒・中途両方合わせた、人材紹介のビジネスの構造を説明したいと思います。登場するのは、求職者と人材紹介会社とそのクライアントである会社の3者です。この3者の中で、紹介した人材がクライアントの会社で採用に至ったら、求職者の年収の何十%かが紹介会社に支払われる成功報酬型でビジネスが行われています。

紹介会社も企業体である以上利益を上げなくてはいけないという現状があり、紹介した人材を採用してもらう必要があります。そこでは、求職者のニーズもある程度大事ではありますが、究極的には、クライアントへ、いかに人材を送り込むか。求職者に最適な会社を突き詰めて考えなくてもいいということが構造上起こりえます。

そして、新卒市場では特に、就活生が自身への理解の甘さだったり、就業経験がないために会社への理解が甘かったりと、自分に最適な会社を探す準備ができていない傾向にあるので、結果的に、なんとなく就職先を決めてしまうことが起こると考えています。

これは、ある種、就活生が未熟であるからこそ成り立っているんです。

――では、そのような新卒就活市場でエンカレッジはどのような強みがあるのでしょうか。

遠藤:一番のポイントは、エンカレッジが学生が中心に運営している団体であるので、とことんユーザーに向き合うことができるという点ですね。

ユーザーである就活生をどこの企業に入社を決めても、僕らには利害関係が発生しないので、ユーザーのことを一番に考えることができる。その人にとってどこの会社が一番合うのかを考えることができます。

また、僕ら運営のメンバーもボランティアで行っているので、どこまででもユーザーへの価値を追及することができるんです。

これがほかの新卒紹介の会社との優位性だと考えていますし、新卒の就活支援ってクライアントの企業の方を向くのではなくて、きちんとユーザーに向くことが大事ですし、そうあるべきだと思っています。

このような正攻法が新卒就活のアタリマエを獲得してくと信じていますし、その可能性にワクワクしています。

チャレンジできる人を増やしたい

――とことんユーザーと向き合えるのがエンカレッジの強みなんですね。就活生にとってはありがたい限りですね。ところで、遠藤さんが、エンカレッジの活動を行っているもう一つの理由はなんでしょうか。

遠藤:もう一つは、実際にやっていて、自分のやっていることに「価値がある」と感じるからですね。というのも、かなり多くの人に影響を与えることができているのではないかという実感があります。

前期でいうと400人。このまま通年で行くと京都大学の600人・全国で8000人のポテンシャルの高い人たちに、自分の人生を考える機会を提供できる。

特に、その中でも、新しい価値を生み出していく人を増やしていけたらいいと思うんです。

決められたことを粛々とこなしていくのではなく、なにか革新的なことを行って、新しい価値を生み出す。そのようなビジネスを行うところに優秀な人が行くべきだと思うし、それが価値のある事だと感じています。

――革新的なことをしようとチャレンジできる人を増やしたいと考えるのはどうしてなのでしょうか

遠藤:単純に一緒に挑戦する人を増やして、みんなで盛り上げていきたいという気持ちがありますね。中学生の時に、自分一人の1人のちっぽけさ強烈に感じたことがあるからこそ一緒に頑張っていきたいなと思うんです。 中学の時にはまった、オンラインゲームの世界では、そこにいるユーザーの数は驚くほど多くて、世界から見ると「自分ってたった1人でしかないんだな」と思ったことが元になっているのかもしれませんね。

日本にいるポテンシャルのある人達にこれだけの影響を与えていけるのは非常に魅力的で、これからも影響を与えることができる数、影響力を増やしたいと考えています。